片田舎にあるショッピングモールの天井の低い駐車場には、マークⅡやブルーバード、サニーといった、かつての日本を牽引した大衆車が今でも現役で停まっています。
非常扉をくぐって館内に入ると、目当ての骨董市が開催されていました。
哀愁漂うメロディーとも相まって、年配の来場者たちも幾分高揚しているように見えました。
そんな中に一人、明らかに浮いているご老人がいました。
分厚い眼鏡に薄手のランニングシャツ姿の彼は、強い興奮状態にありました。
頭の中で考えるべき事柄を全て言語化してしまう姿は、フラッシュバックを疑ってしまうほどです。
しかし誰に迷惑をかけるわけでもなかったので、やはり誰も彼に構うこともないのでした。
僕の大好きなディープスポットです。
毎回取り合いになることを想像して心配になるくらいなのですが、不思議とライバルとなりそうな若者の姿を見たことがありません。
単純にここが穴場なのか、もしくは僕の趣味がオジさんくさいだけなのか…。
今回はこの本箱を買うことにしました。
割れているガラスの取り替えがうまくいくかどうかに掛かっています。
最初に、『ちょっと良いかも…?』と思って値段を尋ね、交渉を経て購入に至ると、その後は自宅でクリーニングをしたり、必要があれば修理をしたりするのですが、怖いのがその過程で愛着が湧いてしまうということです。
安い値段で売ってしまうくらいならば、我が家で使えないだろうかと使い方を想像してしまうのです。
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骨董市からの帰り道、お店の外まで行列が続くうどん屋を見つけました。
かつてブログにもしたことのあるうどん屋チェーンだと気が付きました。
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そういえば毎月月初は、一部のうどんが半額になる日だったことを思い出しました。
僕はどちらかといえば「うどん」よりも「そば」だし、讃岐うどんのチェーン店といえば、「丸亀製麺」よりも「はなまるうどん」です。
しかし田舎暮らしを決意して移住したので、このようなうどんが食べられるだけでもありがたいと思ってしまいます。
※「かき揚げ」があるのに欲張って「天かす」も追加してしまったので、ちょっともたれました。でも美味しかったです。
本箱の他にも、オピネルというフランスのナイフも買いました。
※ちょうど真ん中にある一本が、僕が前から所有していたものです。
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刻印に違いがあったり、、
ロック機構に改良があったりと、そこらへんの違いから、製造年を想像していきます。
コレクター心をくすぐるものは、知れば知るほど深みにハマっていくような気がします。
※ふと思ったのですが、せっかく仕入れてきたナイフですが、これらをフリーマーケットや露店などで売ることは出来るのでしょうか。銃刀法違反とかに抵触しそうでちょっと心配です。
・おまけ(猫)
お花屋さんの「タンジー」
「待ちくたびれたぞー!」
『やべーもん見たー…。』
※フリーマーケットに来ていたネコ。
おしまい。