[古道具]フリーマーケットで仕入れ|獅子滾丸/ししこんがん(九谷焼)と伊万里焼

[Diary:526]

大分昔のことになりますが、少年時代、遠足の当日などは不思議と目覚まし時計が鳴り出す前に目を覚ましました。

緊張し、興奮していたのだと思いますが、今日もまさにそんな感じで、いつもよりも1時間くらい早くに目覚めました。

 

未だに皆勤賞で通っているのは、本日開催のフリーマーケットだけになりました。

師匠だけではなく、随分と多くの人と顔見知りになりました。

 

土地柄仕方がないのですが、フリーマーケットとしては年齢層は高めだと思います。

しかし断捨離気分で出店する人も多く、そんな人たちは儲け度外視の値段設定することも少なくなく、『本当に良いのだろうか?』と心配になることもあります。

 

僕は将来、古道具屋として大成したいので、勉強しつつも、『これは!』と直感した物は、(金銭的にキツい時期ですが、)出来るだけ仕入れたいと思っています。

 

それでは僕がフリーマーケットで買って来た物を(一部ですが、)ご覧いただこうと思います。

※師匠いわく、現在、伊万里、古伊万里が底値だそうです。価格は少し前の1/10程度まで落ちているというので、今日は磁器の仕入れが多くなりました。

 

・工具箱(おまけ付き)

 

僕は工具箱が好きなので、これは自分のために買いました。

 

なんと中身が入ったままでした。

僕が使えそうな物もあったので、ラッキーでした。

 

帰宅後すぐに水洗いし、ひっくり返して干しました。

蓋の閉まりが若干悪かったので、ハンマーで微妙に叩いたところ、しっかりとしてくれました。

 

・獅子滾丸(ししこんがん) – 九谷焼(おまけ付き)

 

どうも獅子滾丸というのは、非常にポピュラーなもののようです。

もしかしたら北海道の木彫りの熊くらい、地元の人には当たり前のものなのかもしれません。

経験の浅い僕は、このド派手な獅子を見て、『これは!』と思ってしまいました。

しかし非常に安くしてくれたし、ポストカードや扇子など、ちょっとした物を付けてくれたので良かったです。

写真の獅子は少し薄汚れていますが、ブラシで擦り、ウエットティッシュで拭いたところ、輝きを取り戻しました。

 

"獅子滾丸の意味は、人をも襲う獰猛な獅子も

ポン、と毬を投げられるとそれを転がして

遊ぶのに夢中になって、

獲物を追いかけることを

忘れてしまう、という事です。


もっとも獅子と毬の組み合わせは

事が良い方へ運ぶという吉祥のいわれで

縁起の良い置物になっているのですが…。"


獅子滾丸(ししこんがん)|歴女同盟

 




・南インドのお土産?

 

ちょっと年配の店主が若い頃に旅行したインドで買ってきた物だそうです。

かつては僕もインドにハマり、最北から南の果てまで一通り回った経験があるのですが、未だにインドと耳にすると夢中になってしまいます。

年配の店主が若い頃に買ってきた物ということは、それだけでも年代物だと分かります。

ハッキリとしたことは分かりませんが、もしかしたらプージャ(神様への礼拝)で使われたものかもしれません。

左の2つは、芯と油を入れ、火を灯す物だと思います。

※右の2体の神様?のことはまだ分かっていません。手が折れていますが、雰囲気が良かったので買いました。

 

これは完全に自分用です。

 

 

・フランス人に売れる?鉄腕アトムの皿

 

僕が鉄腕アトムに手を出したのは、あるニュースを目にしたからです。

そのニュースとは、鉄腕アトムの原画がフランスのオークションで高値で落札されたというものです。

「鉄腕アトム」原画3500万円 欧州初オークション、パリで落札|東京新聞

 

値段を高くして売るつもりはありませんが、顧客にはフランス人も多くいるので、『買ってくれたらいいな…』と思っています。

 

・明治時代の伊万里

 

磁器は、大量生産が可能な印判と、絵付した物(染付)に大別することが出来ます。

染付の方が価値があるに違いないと思ってしまいますが、師匠いわく、どちらも大差はないので、気に入った絵柄を選んだ方が良いそうです。

もちろん、珍しい絵柄の磁器は高値で売買されることが多くなるので、たくさんの模様を見るべきだと教わりました。

 

面白さを重視し、はまぐり、雀、インディアン?の3枚を選びました。

インディアン(上段の皿)というのは店主が言っていたことで、僕にはどこがインディアンなのかさっぱり分かりません。

今日の目玉だと(こっそり)教えられたので、つい買ってしまいました。

 

・年代物に違いないと思って買った皿

 

買った伊万里を師匠のいるブースに持っていき、色々と指南してもらいました。

その付け焼き刃の知識で会場をまわり、見つけたのがこのお皿です。

 

窯傷があり、ニュウもあるからなのか、嘘みたいな金額で売られていました。

僕も確信があるわけではありませんが、これは染付だし、失敗しても痛くない金額なので買ってみました。

 

・何でもない皿と茶碗と徳利

 

仕入れ値が安ければ、純利は少なくとも固く稼げると思ったので、保険のような感覚で、細々と仕入れておきました。

 

・おまけ

 

古い真鍮製の煙管を買ったので、早速掃除をしました。

大量のタール?が出て来て驚きました。

 

・おまけ2

 

スライドする扇子だというので買ったのですが、ちょっと引っ張っただけで抜けてしまいました…。

直そうとしたのですが、順番に柄を通す側から最初に通した柄が抜けてしまうので、まるで知恵の輪のようです。

嫌になってしまったので、今は放置しています…。

 

おしまい。




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