ここのところ、古物の買い出しや仕入れで忙しくしていました。
骨董市めぐりなど、元々趣味でやっていたことが今は仕事になっているので、(たまに辛いこともありますが、)基本的には仕事という感覚ではありません。
古物のことは、四六時中考えていても飽きないので、このままうまく回っていけば良いなと思っています。
コインランドリーの洗濯機を3台使って洗ってきたボロ布を干しています。
前回の日記で少し触れましたが、僕は仕入れてきた古物は出来るだけクリーニングをしてから売りたいと思っています。
我が家は洗濯機も無ければ水も通っていないので、確かに不利ではあるのですが、しかしやってやれないこともないのです。
買い出しで出てきた引き出しなのですが、師匠いわく、「奥行きがあり過ぎるものは売れない」のだそうです。
竹釘を使った少し古いものだったので、それだったらと、僕が貰い受けることにしました。
我が家は物(商品)に溢れているので、この引き出しを使って整理をしようと思ったのです。
今回買い出しに行ったお宅は解体直前の家だったので、流しの下のパイプなども取り外すことが出来ました。
師匠がお客さんに了承を得る際に、「彼(僕のこと)は今家を作っているので…」と言ったのですが、“家”と言われてちょっと気まずかったです。
心の何処かでは、“粗末な小屋”を作っているという気持ちがあるのかもしれません。
胸を張れる小屋を作らなくてはなりません。
雨が降って来ても仕事は尽きません。
次の仕事は古写真の整理です。
価値のある写真はそうそうありませんが、しかし古い写真はとても楽しいです。
最近のお気に入りは、このサーカス帽を被ったライオンの塩振りです。
見ているだけで弛緩します。
小テーブルのメンテナンス。
翌日以降もまた、古物漬けの日々が続きました。
蝿帳(はいちょう)のメンテナンス。
張り切って仕入れましたが、我が家以外に蝿帳が欲しいというお宅はあるのでしょうか。少し不安です。
金具を取り付ける為の釘が飛び出していました。
僕自身も何度か引っ掛けてしまったくらいなので、このまま売るわけにはいきません。
ここからは僕のさじ加減なのですが、どうにもこの柄が気に入らなかったので、トタンに張り替えることにしました。
クリーニング&メンテナンスが終わりました。
「パカッ!」
続いてはテーブルの作成です。
これは部屋の中の片付けの為に作っています。
テーブルの上に乗せるもののサイズとぴったりになるように採寸しています。
反りの大きな古材を使ったので、想像以上に難しくなってしまいました。
※テーブルの2/3が色付いているのは、雨に降られたからです。
さっそく貰い受けた(奥行きのある)引き出しを乗せてみました。
ここまでは計算通りです。
上空のデッドスペースを埋めるべく、更に引き出しの上に棚を乗せたのですが、トラブルが発生しました。
計算通り窓の下までで収まっているのですが、しかし差し込む光量は半減しています。
思い切ってテーブルの足を20cmほど短くしようと思います。
小屋の中に入れるだけでも大変だったので、もう室内で切ってしまいました。
やっと完成しました。
引き出しや棚の中、そしてテーブルの下、更には棚の上まで使って、溢れていた荷物を収納したいと思います。
ほんものの家具で 厚さ一尺はある断熱効果付きの壁が できつつあるのには、垂涎の思いです。
うらやましい。とらえ方次第で、奥行きのある 本当の実用性のある家具を手に入れられてよかったですね。むろん、虫食いのものも、引手収集の対象として、大切に目を光らせているといいと思います。てっちん(鉄)より、銅のひきてに わたくしめは恋焦がれます。 季節によって 調湿が、引き出し物は大切で、土用干しは 必須ですよ。 わたくしは、電動工具が湿度で痛むことも、山からの撤収の一因でした。家具の修繕のこと・・・わたしのあそびの一端です。
断熱材効果付きの壁という見方は新鮮でした。
ちょっとした圧迫感はありますが、この収納力は手放せません。
土用干しは必須ですね。
我が家でも窓を開いて換気をしたり、樟脳を入れたりして対策をしていますよ。