毛虫のコンプリート|古道具の清掃と修理とメンテナンス

去年の秋か冬頃に、僕が古いブリキのバケツを持ってフラフラとしているところに、偶然ご近所さんと出くわしました。

ご近所さんは僕の持つバケツをみて、「こんなバケツが欲しい!」と言っていました。

 

今月買い出しで入ったお宅から全く同じ型のバケツが出てきたので、あげることにしました。

バケツを手渡した後もしばらく立ち話をしていたのですが、どんな会話をしていても毛虫が地面を歩いてきたり、上空から糸をつたって降りてきたりするので、その度に話の腰が折れました。

そして驚いたことに、ご近所さん(以下おばちゃん)はそんな毛虫を見るやいなや、「1匹で卵を700個も産むのよ!」と言って、次々に足でぐりっと踏み潰すのでした。

その度に「ウエッ」とか「ウイッ」とか「ウォッ」などと反応してしまったのですが、ちょっと志村っぽかったかなと後になって気が付きました。

 

スタンダード(そこら中にいる)

「廉価版の毛虫」

 

スタンダードの上位互換(ちょっと希少。スタンダードの1/10くらい)

「黄金の毛虫」

 

とても希少(黄金の1/20くらい)

「ハイブリッドの毛虫」

 

今年は毛虫の量が異常だとおばちゃんも言っていたのですが、本当にそのとおりで、ちょっと立ち話をしている間にも、お互いの帽子やTシャツなどに毛虫がくっつくのです。

毛虫が地肌に触れると痒くなりそうなのでとても苦手です。

 

ちょうど1年位前の日記で、蛾が大量発生したと書いてあるので、もしかしたらまた、同じような蛾が一斉に飛び立つのかもしれません。

関連記事:大量発生した天使の羽?|大量にミミズが這い出してきた時は…?

 

毛虫も凄いのですが、この時期は花粉も凄まじく、外に置いたものは真っ黄色になってしまうほどです。

ある程度花粉が飛び尽くした後は、この写真のようなパフ状のもの(花穂?)が大量に降ってきます。

 

雨水利用をしている者にとっては、ちょっと辛い時期でもあります。

 

あまりに酷いので、車にはブルーシートをかけました。




今日は水くみや発送で外出した後は、古道具を洗ったり、修理したりしていました。

 

用水路の強烈な流れが、カゴに付いたホコリや汚れを洗い流してくれます。

 

なぜだか一昔前のカゴが好きで、見つけたら持ってくるようにしています。

たまにマトリョーシカのように入れ子になったものがあったり、猫のちぐらにちょうど良さそうなものがあったりと、昔のカゴはなかなか雰囲気もあるような気がしています。

 

緑色の(ダサい)ビニールで包まれていた椅子の分解清掃をしました。

革張りの座面にしても良いのですが、そこまでやったところで買い手がつくかどうか分からないので、二の足を踏んでいます。

 

この後のカスタムについては、この椅子を買った人に任せるというスタンスもありなのかもしれません。

 

師匠から、「修理しといて!」と去年から預かっていた小引き出しに、ようやく手を付けました。

ボロボロだったし、前に修理した人のはみ出したボンドの処理をするために一旦バラす必要があったりと、とても面倒な仕事を受けてしまいました。

バラした後の接着剤をヤスリで削り落とす作業も大変そうだし、足りないパーツを一から作り出すのも難易度が高いので、ずっと見て見ぬふりをしてきました。

 

古い材は案外貴重です。

丁度よい厚みの古材がなかったので、(本当は嫌だったのですが、)外で使っている棚の蓋を提供することにしました。

 

電動カンナでミリ単位の加工を繰り返しました。

考えてみればこの工具も師匠から譲ってもらったものなので、ちょっとは頑張って修理をしようと思います。

 

前に修理した人が釘を多用していたので、それだったらと僕も釘を多用しました。(※同じ修理をするにも、釘を使っても良いのであれば難易度はかなり下がります。)

 

なんとか形にはなったと思います。

新品の釘がちょっと目立ったので、釘の頭に塩水を塗っておきました。

これでいい感じに錆びてくれたら良いのですが、うまくいくかはわかりません。




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