アリとアブラムシによる相利共生も、他人事なら美しくも見えますが、我が家の山椒についた場合には見過すことが出来ませんでした。
ホームセンターで買ってきた棘無しの山椒を我が家の庭に植えたのが5年前のことです。
今年も山椒はすくすくと成長し、ついに実山椒の収穫期となりました。
※いつか野生の山椒との味比べがしてみたいです。
周囲の緑色に溶け込んでいますが、真ん中に写っているのが我が家の山椒です。
今年もプクリとした丸い実がつきました。
青い実をこのまま放っておくと黒くなって真っ二つに弾けますが、この弾けて出てきた黒い粒の方ではなく、2つに割れた殻の部分をミンサーなどで細かく砕くと、よく見る粉山椒になります。
しかし僕はあまり粉山椒を使わないので、9割くらは実山椒として食べてしまいます。
アリとアブラムシがついたところは何度もハサミで切断してきたので、収穫高が心配でしたが、去年よりも数倍も多くの収穫が出来ました。
実山椒の下ごしらえは少し面倒です。
まずは葉っぱや大きな茎を取り外します。
細かい茎は茹でてからだと取りやすいそうです。
指で潰れるくらいの硬さになるまで茹でました。(5分くらい?)
茹でた後は水に浸します。
どれくらい痺れたいかによって、浸す時間は調整します。
僕はたくさん痺れたいので、30分~1時間くらいで引き上げました。
※苦手な人は一晩くらい漬けましょう。
しつこく残っている茎を除去します。
茹でた後なので取り外しやすくなっていますが、恐らくこの作業が一番大変だと思います。
※茎は少しくらい残っていても問題ありません。
今年は、およそ500gの収穫でした。
いよいよ味付けです。
500gの実山椒に対して、、
醤油:大さじ7と1/2
みりん:醤油と同じ
酒:大さじ10
砂糖(お好みで):小さじ2
5分くらいすると水分が出てきますが、これが飛ぶまで煮詰めます。
※今回は瓶詰め保存がしたかったので、完全には水分を飛ばしませんでした。
完成!
この他に、小瓶が5つ出来ました。
カニ穴がいい感じです。
実山椒といえば炊きたてごはんです。
※一日水に浸した玄米と白米を1:1くらいの割合でブレンドしています。
ぱちり。
写真撮影が終わったら、本当に食べたいだけの実山椒を乗せましょう。
食べた後は、歯医者さんに行って麻酔を打たれたくらいに口内が痺れました。
もう少し煮詰めても良かったような気がしましたが、しかし今年も好物の実山椒が採れて良かったです。
おまけ:無限イチゴ
山椒を収穫する少し前までは、イチゴが3週間くらい毎日のように収穫出来ました。
『イチゴが毎日食べられるなんて…。』
採れ始めはいつも感動するのですが、1週間もすると飽きてきます。
キウイフルーツやパイナップルと同じように、イチゴにも特有の酸味があると思います。
体調にもよりますが、僕はたまにフルーツの酸味が嫌だと思うことがあります。
我が家の無限イチゴが「あまおう」だったら最高ですが、しかし全くの手間いらずとはいかなそうですね。