ぼったくりとは?|[古道具]一人立ちの瞬間?

今日は午後から図書館へ行ってきたのですが、どういうわけか、図書館の入り口に交通整理の人が立っていました。

図書館でなにかイベントが開催されていると学習室が使えなくなることがあるので、嫌な予感を抱きつつ、図書館に入っていきました。

今回のイベントは、学習室の奥にあるホールで行われるようで、学習室はいつものように使えたので安心しました。

学習室の奥では、ある登山家の講演会が開催されており、中年から初老の人々の姿が目立ちました。そんな中に、若者の姿がちらほらといった感じで紛れていました。

登山に打ち込むなら、当然若いほうが頑張れると思うのですが、基本的に若者は忙しかったり、お金が無かったり、もしかしたら自然を楽しむ余裕がなかったりして、登山家の講演会には見向きもしないのかもしれません。いや、単純にこの辺りに住む若者の数が少な過ぎるだけなのかもしれません。

ぼったくりとは?

図書館へは、主にタイニーハウスピリオディカルズ向けのブログを書きに行っているのですが、花粉症で鼻をたくさんかむからか、今日はとても喉が乾きました。

自販機で売られている、130円の「DAKARA」を買いました。

僕はよくスーパーで買い物をするので、これと同じものが99円とかで購入できることを知っています。

ちょうどこの後スーパーへ行く予定だったので、尚更値段のことを考えてしまったのですが、直ぐに飲みたかったし、いちいち遠くのスーパーまで買いに行くのは馬鹿らしいので、ある意味納得して、この「DAKARA」を買いました。

値段を見て、納得して物を買うという一連の流れについては、インドでの買い物が良い教訓となりました。

インドの商店では、お客さんによって値段を釣り上げて売ることが珍しくありません。

インド初心者だったころは、他のお店で売られている同商品との価格差や、旅仲間からの情報などを見聞きして、よく『またぼられたよ…。』と嘆いていました。

しかし良く考えてみると、例えばミネラルウォーターを手に取り、「これはいくらですか?」と聞いたとします。

店主は、「50ルピーだよ。」と答えます。

僕は手に取ったミネラルウォーターと、50ルピーという値段を天秤にかけ、購入するかどうかの判断を下すことが出来る立場です。

50ルピーの価値があると思えば買えばいいし、高いと思えば買わなければ良いだけなのです。

つまり、他のお店で同じミネラルウォーターが15ルピーで売られていると分かったとしても、50ルピーで売りつけた商店の店主に、『35ルピー返せ!』と怒鳴り込むのはお門違いだと思います。

あるとすれば、「他のお店では15ルピーだったんだけど、もっと安くならないの?」と、次回以降聞くくらいだと思います。

ひとつ付け加えておきますが、例えばタクシーやリキシャ(リクシャー)に乗り込む前に、100ルピーと確認したのに、いざ降りるときになって何かと理由をつけて、250ルピーだとか500ルピーだとか言ってくる輩は「ぼったくり」なので、100ルピー以上払う必要はありません。



一人立ちの瞬間?

長野のスーパーまで車を走らせていると、ふいに解体現場が目に入りました。

もう解体が始まっているので迷惑かもしれないという不安もありましたが、駄目もとで、古道具の買い取りが出来ないか聞いてみることにしました。

過去に建材を分けてもらったことはありましたが、

「古道具屋です。何か買い取らせてもらえませんか?」

といった感じで、飛び込み営業のようなことをやるのは初めてのことでした。

親方はもう帰ってしまった後だったらしく、若い作業員が僕の話を聞いてくれました。

まさに取り壊し中の母屋には入れませんでしたが、半壊した離れがあったので、ほんの数分ですが、ざっと中を見て回ることが出来ました。

昔ながらの民家だったのですが、棚類が多く残っていて、殆どの引き出しが引っ張り出された状態で、中身は何も入っていませんでした。

解体が始まる前に産廃屋が入って、あらかた片付けが終わっていたのかもしれません。

僕の車は荷物を積んだジムニーなので、棚類は諦めるとすると、他に持っていけそうなものは殆ど残っていないように思いました。

それでも何かあるはずだと思って重機の行き来する中を必死にあさっていると、数体の神様と、小さなお社、肥後守、キセルなどが出てきました。

手近にあった大きなお盆にそれらを乗せて、僕一人での、初めての買い取りは無事に終了しました。

また何かあったら呼んで下さいと、ノートの切れ端に名前と連絡先を書いて渡したのですが、つくづく軽トラと名刺が欲しいと思いました。

今日と同じようなことを積み重ねていけば、いつか大きな仕事にぶつかることがあるかもしれないと信じ、今後も積極的に営業していこうと思います。

初めてのことだったので、ちょっとだけ興奮してしまいました。

特に価値のあるものはありませんが、なんとなく縁起の良いものを見つけてくることが出来たような気がします。



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