[妙案?]朝方生活を一日で手に入れたい

3000円もする器の中に50円の器が絶妙な感じでハマったのは真夜中のこと。

「あれ、あれ…」

あまりにもピッタリとハマってしまったので、最初は少し珍しがりましたが、どうしたって外れそうにないので焦ってきました。

ちょっと力が入った瞬間、

「ミシッ…」

3000円にヒビが入ったことで、50円が傷一つなく無事に救出されました。

 

穴の空いた靴下の時にも書きましたが、僕はこのようにして少しずつ、見た目からも貧しくなっていくのかもしれません。

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まあ、そうならないように抗おうとは思っています…。

今日書きたかったことは器を割ってしまったことではなく、その後の話です。

僕にとっては高額だったし、とても気に入って使っていた器です。

本や漫画を読んでも、パソコンを開いてもゲームをしていても、割れてしまった器のことが頭から離れず、しっかりと朝日が登った後になっても眠ることが出来なくなってしまいました。

ベッドで目を閉じても、どうしても眠れなかったので、山積みされた「ビッグコミックオリジナル(結構前にまとめてもらった)」をまる一冊読み終わり、それでも眠れないので図書館で借りた「B&D|ほしよりこ(結構面白かった。チィチィもかわいいけど、何かとイケメンな次郎が気に入った。)」も読み終わってしまいました。

 

 

もう朝の8時とか9時になっていると思います。※思いますと書いたのは、時計を見ないようにしていたからです。

寝て起きたら一体何時になるのだろうかと想像するだけで自暴自棄に陥りそうです。

結局、ニンテンドーDSをやり始めたところでころっと眠ってしまいました。

やっと眠れましたが、花粉症対策の点鼻薬を打たずに眠ってしまったので、お昼前に苦しくて目が覚めました。

もう直ぐお昼ですが、睡眠時間を考えればやっぱり眠いことにはかわりありません。

それでも外の天気が良かったので、パソコンをソーラーシステムで少しでも充電しておこうと、いったんロフトを降りることにしました。

ベッドを出てロフトを降りるという単純な動作をするだけで、多少は眠気が飛びます。するとある感情が湧き上がりました。

 

「このまま起きていたら朝方生活を手に入れることが出来るのではないだろうか?」

 

しかし、秋からずっと自堕落な生活を送ってきた者にとって、寝不足で日中を過ごすことはとてもつらいことです。

寝てしまうか…挑戦するか…、真剣に悩んだことで「妙案」が浮かびました。

僕は寝間着の上からフリースジャケットを羽織り、ブランケット片手に外へ出ました。

玄関前に2つ並べてある木製パレットの上で眠ることにしたのです。

眩しい太陽に、ジェットエンジンの轟音を撒き散らしながら飛ぶ飛行機、狂ったように囀ったり、気の抜けた鳴き声の鳥たち、隣の農作業小屋にもたまに重機が返ってくればエンジン音が鳴り響くし、風が吹けばその音だけでもかなりの煩さです。

1時間は横になっていましたが、結局眠ることは出来なかったので、もう諦めて日々の雑事を始めることにしました。

これで本当に朝方生活を手に入れることが出来るかもしれないと思うとなんだか盛り上がって来ました。

先ずは風呂桶の水を抜いてきれいに磨き上げ、水を汲んで来たら火を焚べました。

お湯が湧くまでの間に、先程まで横になっていたパレットを掃除して、ウッドデッキ用の塗料を塗り直したり、薪ストーブの煙突掃除をしたり、濃い目のコーヒーを淹れて休憩したりしました。

今日のお風呂では珍しく洗濯もしました。

夕飯のサラダ用に春キャベツを千切りしましたが、いつもより丁寧に、細かく仕上げることが出来ました。

後は何時頃に眠気に襲われるか、そしてどのくらいノンストップで眠れるかが勝負になるでしょう。

 

現在20:30分。

良い兆候です。ちょっと眠くなっています。

 

明日の日記で結果を書きますが、もし上手くいったらこれは凄いことだと思います。

何ヶ月も叶わなかった朝方生活をたった一日で手に入れてしまうかもしれないのです。

 

「太陽の下睡眠|一日で朝方生活を手に入れたいあなたへ」

 

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おしまい…。

 

【購入者:アメリカ人✕1】
【煙突掃除】