長期化する貧困と抗えない貧乏イメージ

過去記事の頭にいつまでもくっついている「New!」を取ったり、気に食わないタイトルを変更したり、カテゴリー修正に伴うあれやこれやをやりたくて、今日も隣町の図書館へ行こうと車を走らせていたのですが、もう少し先まで行ったら大きめのショッピングモールがあることを思い出し、行ってみることにしました。

目当ては「靴下」です。

3年以上、冬に履く厚めの靴下を新調しておらず、あまり書きたくはなかったのですが、8足くらいあるうちの6、7足には穴が空いていたり、足の裏の肌色が透けて見えていたりしていたのです。

それでも、ここまで持ったのだから大したものだと思います。

勤め人だった頃の僕は、まるでコンビニで飲み物を買うかのように、ちょっとした物ならヒョイヒョイと買ってしまうところがありました。

特に靴下みたいな安いものであれば、色がきれいだったり変わった形のものなんかが目に入れば、殆ど躊躇うことなく買っていたように思います。

特に就職したばかりの頃は顕著でした。

これはバックパッカー時代の、極端な節約生活の反動であることは間違いありません。

 

しかしこの放蕩時代に買い込んだもののお陰で、これまでそれなりにやってこれたのだと思っているので、特に悔いているということはないのですが、問題はいよいよこの貯金が尽きてきたことです。

靴下もそうですが、普段身につけている服だって、ずっと着ていれば色褪せしてくるし、外仕事で使ってしまえば、あっという間に駄目になります。

書いていて思い出したのですが、僕の一張羅のデニムなんかは、バッテリーを車に乗せるだけだからと作業服に着替えなかった為に、希硫酸を付着させてしまい、穴だらけにしてしまいました。

これには酷く心を傷めた記憶があります。

そんなこんなを経て、僕は少しずつ見た目からも貧しくなっていくのです。

少し大袈裟に書きましたが、取り敢えず穴の空いた靴下を新調しに行きました。

見た目だけではなく、指先が寒いのは困りますからね。

ただ、本当はメリノウールの靴下が欲しいので、今回は限りなく安いもので手を打ったつもりです。

久しぶりに行ったショッピングモールには沢山の誘惑がありました。

靴下だけを買うつもりが、エスプレッソ向けに極細挽きにして貰ったコーヒー豆や、もう冬も終わりそうなのに、安くなっていたことに気を許して、ニットの帽子を買ってしまったり、その流れでいつも以上に羽振りよく食材を買い込んだりしてしまいました。

これが「森のテロル」であり、いつまでも俗物である所以なのだと、帰りの車内で考え込んだのでした。

 

・コーヒー豆(200g):700円
・食材:1574円
・衣類:1800円
・平飼い卵:150円

【図書館】