[Diary:503]
失敗の隠し方②
昨日の続きです。
硬化に1日待ちました。
木工用ボンドがカチカチに乾いたので、カンナを使って形を整えた後、着色しようと思います。
最初はカンナで頑張っていましたが、あまりにも進まないので諦めました。
電動工具を持っているのだから、使わない手はありません。
※これはグラインダーという、研削や切断を行う機械です。
あっという間に削り終わったので、後は着色をしてお終いです。
筆のお手入れには、灯油を使います。
傷を探そうとしない限りそう目立つこともないと思います…。
仕上がりに満足していると、突然夕立のような激しい雨が降り出しました。
まだ昼過ぎですが、今日の仕事はもうおしまいです。
雨に濡れる七福神…。
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粉砕骨折の人形
夜中に珍しく、我が家の猫たちが暴れまわっていました。
何かが落ちた音は聞こえたのですが、僕はそのまま眠ってしまいました。
朝起きて目にしたのは、落下して足を粉砕した可愛そうな陶器製の人形でした。
この人形は、市場で仕入れをした際に、抱き合わせ販売の要領で押し付けられたものです。
とてもお金になるようなものではないのですが、人の形をしているのでなんとなく捨てる気にもなれず、我が家の棚の上に転がっていました。
「…」
「…」
足が粉砕してしまった人形よりも二回りほど小さいタイプもいます。
価値がないうえに足も割れてしまったので、もう袋に入れて捨ててしまおうかとも思いましたが、すんでのところで思いとどまり、お茶碗などの金継ぎで使った接着剤(エポキシ系)を使って、人形の修理をすることにしました。
陶器の破片を集めて接着剤を塗ったら硬化するまで待つだけなのですが、この作業中に誤って指を切ってしまいました。
指が切れたときの鋭い痛みを感じると同時に、僕は『この人形…、なんか怖くね!?』という精神的プレッシャーも感じていました。
※余談ですが、怪我をしたときの備えとして、我が家ではキズパワーパッドを常備しています。
キズパワーパッドがあると思うと、(少しくらいの)怪我なんて怖くありません。
なんだかんだで直しました…。
「…」
おしまい…。