[非現実!?]野生のリスが脇の下で眠る町

散歩をしようと家を出て直ぐのところの茂みの中から、「ガサガサ」と大きな音を立てて飛び出して来た動物がいました。

とっさに『ネズミ!?』かとも思ったのですが、こちらに真っ直ぐに駆け寄って来たのは「リス」でした。

後になって調べてみたところ、「ニホンリス」であることが分かりました。

 

足元までやってきたので手を差し伸べると、一切のためらいもなく登って来ました。

そして「寒くてたまらない」といった感じで袖の隙間から服の中に侵入し、最終的には脇の下で丸くなり眠ってしまいました。

 

僕の脇の下から出てこなくなった「アームピット(命名した)」をどうにかしなくてはならなくなったので、散歩は取りやめ、家に戻ることにしました。

 

現実離れしていると脳は混乱していましたが、「アームピット」の寝床を作ろうと身体は勝手に動きました。

 

 

 

時間の経過とともに冷静になってくると、野生動物であるアームピットを鳥籠の中に閉じ込めてはいけないと気が付きました。

また、リス小屋は雨に弱い構造だったので、もう少しだけマシなものを作ることにしました。

 

アームピットが眠る綿ごと詰め替えたら蓋をして、その蓋が外れてしまわないように、、

 

孫悟空の頭の輪っか(緊箍児(きんこじ))のような針金で固定をしました。

 

今回は緊急事態だったので仕方がなかったのですが、野生動物には基本的に手を出すべきではありません。

小屋の中で放し飼いにしたいところをグッと我慢し、薪棚に巣を置いてやるまでにしました。

 

針葉樹の表皮と赤松の葉と松ぼっくり、朝鮮五葉の実と水を置いてやりました。

雨風を防げるように水槽の中にリス小屋を入れましたが、水槽は横に寝かしてあるので、自然に戻りたくなればいつでも出ていける構造です。

 

生きていると不思議なことも起きますが、現実はこれからも続くので、頭を切り替えなくてはなりません。

現実といえば食べ物の確保です。

 

今日は「サーターアンダギー」を作ろうと思いました。

 

追伸。

野生の椿を拾ったので花瓶に活けました。

なんとなくレトロな雰囲気で良い感じです。

 

おしまい。






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