少し歩いたら田園風景が広がるような、自然豊かな環境の中で暮らし始めてもう6年になります。
しかしながら未だに僕はお米の正確な収穫時期すら分かりません。
「収穫の秋」という言葉があるくらいなのだから、きっと10月の間に刈り入れるのだろうと思っていましたが、今年は9月の月初あたりから、ちらほらとコンバインの姿を見かけます。
最近の農家さんは、殆どが兼業なのだといいます。
コンバインは集落のみんなで使い回すようなので、土日には使いたいという人が集中してしまいそうですね。
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山梨に移住したというのに、僕はブドウのことを何も知りませんでした。
ある日、近所の道の駅に野菜を買いにいくと、鉢植えのブドウが売られていました。
シャインマスカット(12000円※6000円の小さいものもある)
サニードルチェ(3500円)
決して大きくはない鉢(むしろ小さい?)に植えられたぶどうですが、でっぷりとして美味しそうな実が生っていました。
近くのぶどう農園では、一本の木の枝を可能な限り放射線状に伸ばすというスタイルで栽培をしているのですが、これを初めてみた時には驚きました。
素人目には一見、とても無理をさせているように映ったからなのですが、たわわに実るブドウをみていると、強いストレスに晒すことこそが、ブドウの生育には欠かせないのかもしれません。
道の駅で売られている鉢植えのぶどうも、もしかしたら意図して苦しい環境を作り出した結果なのかもしれません。
しかしこの鉢植えのブドウが毎年写真のように実をつけるのだとしたら、あっという間に元が取れると思います。
道の駅のぶどうのことなど忘れた頃、他の用事で立ち寄ったホームセンターでブドウの鉢植えを見つけました。
なんと半額どころか8割以上の値引き価格で売られていました。
品種名は「デラウェア」と書いてありました。
すぐにはピンと来なかったのですが、写真を見るかぎり美味しそうです。
即購入を決断しました。
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デラウェアがどんなブドウなのかと気になったので、スーパーに立ち寄りました。
色は似ていますが、これは「巨峰」です。
※とても美味しいブドウですが、種と皮を嫌う人もいます。
道の駅の鉢植えにもなっていた品種です。
種無しで、皮ごと食べられると書いてあります。
『これかな…?』と思いましたが、これは「ピオーネ」という品種でした。※種無し
道の駅の「サニードルチェ」とちょっと似ています。
最後は、最もシンプルなパッケージの、小粒のブドウです。
そしてこのブドウこそが、僕がホームセンターで買った「デラウェア」だったのです。
学校給食や自宅でよく食べたブドウだと思いました。
思っていたよりもずっと小粒のブドウでしたが、しかしこの様なブドウこそが育てやすいということもあると思う(※願望)なので、丁寧に育てたいと思います。
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小さい鉢でストレスを与えた方が良いのかもしれませんが、やりすぎて死んでしまっては元も子もないので、せめてもう少し大きな鉢に植え替えようと思いました。
しかしちょうどよい大きさの鉢が無かったので、とりあえず穴の空いたバケツを持ってきました。
バケツに空いた穴が大きすぎたので、金網とコンクリートブロックを底に敷きました。
※後で気がついたのですが、道の駅の鉢植えブドウは、鉢の端に根を沿わす様に植えられていたので、その点を少し心配しています。
※備忘録として撮りました。
なんか最近トンボが多いです。
おしまい。