目を覚まし最初に発した言葉は、「ひどい…」でした。
これまでにも強風に怯える夜というのは数え切れないほど経験してきましたが、夜が明けて恐る恐る庭に出てみると、いつもは決まって大した被害もなく、ほっと胸をなでおろすことが通例となっていました。
しかし今日は様子が違いました。
隣接する農作業小屋との境に作った、4つに分けられた薪棚全てが、昨日の強風によってなぎ倒され、中に入っていた薪の殆どが崖下に落ちていたのです。
底面は4つに分割していますが、柱を共用にしていたり、天井で全てを繋げていたりしたので、どれか一つでも倒れたら連帯責任のように全ての薪棚が倒れてしまう作りだったのです。
建てた時から曲がってはいたのですが、遂に倒れてしまいました。
薪の大部分が崖下に落ちています。
崖下に降り、そこから薪を一つずつ拾っては我が家の敷地まで投げ入れていきました。
ようやく全ての薪を救出しました。
薪棚は解体することにしたので、薪は取り敢えずパレットの上に積んでおくことにしました。
今日は煙突掃除やソーラーパネルと繋いでいる室内のバッテリーを交換しなくてはならなかったので、予定外の薪棚崩壊には参ってしまいました…。
底に蓋の付いた90度エルボをうまく利用して便利に煙突掃除をしたいのですが、まだ試行錯誤の段階です。
室内で使っているバッテリーが弱ると、車で使っているバッテリーと交換します。
弱ったバッテリーは車で充電します。
しかし弱った状態のバッテリーではセルを回すことは出来ないので、その時は我が家の前の坂道で押し掛けをします。
こんな時はマニュアルの車が便利だと思います。
・
(遡りますが、)僕が崖下に落ちた薪を放心状態で眺めていると、近所の裕福な夫婦が酔っ払った状態で遊びに来ました。
2人に倒れてしまった薪棚のことを話すと、ベロンベロンに酔っ払った奥さんは、「かわいそー」と言って、崖下まで降りて落ちた薪を拾い始めてしまいました。
怪我をされたら困るので、丁重にお引き取りを願いました。
彼らは、どうやら新年会のお誘いに来たようでした。
「手ぶらで来てくれ」とは言っていましたが、それを真に受けるわけにもいきません。
なかなか出会えないレベルのお金持ちかもしれないので、一体手土産には何を持っていったら良いのか困るし、美味しくお酒が飲めるかも不安です。
少なくとも羽目をはずし過ぎないようには気をつけようと思います。
近場のお店も明日からまた通常営業に戻ると思うので、僕も少しは早寝早起き、暴飲暴食を控えようと思います。
ちなみにですが、2018年の目標は、「24時以降はお湯以外口にしない」です。