猛毒ダチュラ|キレたアナベルと帽子をかぶったネコ

カーブーツセール(フリーマーケットのようなもの)で知り合った老夫婦のお店には小さな鉢植えが沢山並べられていました。どれも手頃な値段設定だったので、僕はそのお店でよく鉢植えを買うようになっていました。

今年のカーブーツセールでも、同じお店で幾つかの鉢植えを買ったのですが、その時にあるチラシを手渡されました。

それは「オープンガーデン」のお知らせでした。

そして本日がその「オープンガーデン」当日です。

出発しようと小屋から出ると、道路に面した我が家の植物の雰囲気がいつもとは少しだけ違うように感じました。

よく観察すると、アナベルの先端が幾つもスパッと切れていたのです。

 

実は去年も同じような事がありました。

また四十雀の巣作りを誰かのイタズラだと思いこんで大騒ぎすることがないように、先ずはネットで調べてみることにしました。どうやら虫の仕業で、まるでナイフで切られたかのように先端が落ちてしまうこともあるようです。

解決済み|[郵便ポスト]2日の間に3回もイタズラ!?された話|タイニーハウスピリオディカルズ

 

悪意のある人が近所にいるのではないかと邪推して過ごすよりも、虫の仕業だと思っていた方が気楽なのでそのようにしていたのですが、今年はアナベルの他にも、数少ないニホンタンポポも同様の被害に遭ってしまいました。

まあ、これもきっと同じ虫の仕業なのでしょう…。

しかしスパッと切った後に、綺麗に咲いた花まで虫は運んで行くのだろうか?

 

まあいいや。

オープンガーデンを開くだけあって、老夫婦の庭は見事でした。

クレマチス、ブッドレア、ホスタ、各種バラ、ギガンチューム、アリウム、ルピナス、オルレア、ハーブ類、ジューンベリー、それにコウリンタンポポが沢山生えていました。

それ以外にも沢山の植物が生えていましたが、聞いてメモ出来たのはこの程度です。

家にも幾つか同じ植物が植わっていますが、土地の半分は赤松林なので日陰が多く、この老夫婦の庭と同じようにはいかないようです。

 

庭には手作りのアーチが幾つかあって、それには必ず何かしらのつる性植物が絡んでいました。開花時期と重なったアーチの下は特別に気持ちが良かったです。

「順路→」と手書きされたダンボールを目印に、家のまわりをグルッと一周してから戻ると、「何を飲みますか?」と、これまた手作りのメニュー表を開いて聞いてくれました。

僕は大きなパラソルの下でアイスコーヒーと、手作りの焼き菓子をご馳走になってしまいました。

猫の名前:ミルコ(ミルクコーヒーみたいな毛色をしているからだそうです。)

 

今日のオープンガーデンでは特になんの販売もなく、入場料もありませんでした。

お店ではなく、都会から移住してきた一般宅の庭だというのに、次から次へと新しいお客さんが訪れてくるので、この老夫婦はこの界隈ではちょっとしたカリスマなのかもしれません。

沢山の植物に触れ、「家の庭も頑張ろう」という気持ちを掻き立てられました。

ちょうど良いことに、今日は長野のスキー場で植物の直売店が集うイベントが開催れていました。

異様な形の多肉植物に足止めを食ったり、一年持たず枯らしてしまった植物を買い直したりしながら歩いていると、「シカ防止植物(Ask me)」と書かれたポップのあるお店がありました。

気になったのでAskしてみると、出てきた植物はなんと「ダチュラ(チョウセンアサガオ)」でした…。

鹿はダチュラが植わっているところを避けるので、シカ防止になるのだと言っていました。

僕には必要ないので買いませんでしたが、値段はひとポット150円と安価でした。

ちなみにですが、鹿児島の方ではこのダチュラは野生化しており、そこら辺に生えているそうです…。

 

おまけ

散歩のできるネコ。

熱射病にならないように帽子を被せたそうです。

 

おしまい…。

・植物:1300円

【ガソリン@129:2903円】
【購入者:アメリカ人✕2】







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