朝起きると雪は止んでいて、思ったほど積もってはいなかった。
背の高い木々にたっぷりと乗っかった綿雪も、風で殆どが吹き飛ばされていた。
〔昨日の話〕
葉っぱが落ちて骨になった木々も春になって一斉に芽吹いたみたいに白い葉や花をつけ、隣の家が見えなくなるくらいにこんもりとしていた。
風呂を囲んだブルーシートに落ちる綿雪は、AMラジオの断続的なホワイトノイズのように、小さく爆ぜるような音を出している。
48℃まで暖められた風呂に浸かった状態で天幕に使ったブルーシートを引っ張り下ろし、殆ど露天風呂みたいになったところで上を向くと、期待通り鳥の下毛のような雪が視界いっぱいに迫ってきた。
“叙情的な景色”という比喩があるけど、それはこういう時に使うものなのだろうな。
顔面から両肩、両胸へと雪が積もり、寒くなったところで現実に戻る。
浸るのが長すぎたと急いでブルーシートで蓋をした。
さっきペットボトルに穴を開けて作った、湯船に浮かべて使うタイプの温度計は、2℃も湯温が下がっていることを示していた。
〔昨日の話終わり〕
何時に寝たか覚えていないけど今朝は珍しく早起きで、曜日をみて今日がゴミ捨ての日であり、卵を受け取りに行く日だと気が付いた。
じゃあ今日はそんなことをやろうかと服を着替えて先ずはごみ捨てへ。
ゴミ捨て場の近くにも図書館があるので、今日はここでTP向けの記事を一つでも書き上げたいと思った。
学習室というよりは学習エリアといった感じで椅子とテーブルが置いてあるだけの、人のあまり来ない淋しい図書館だけど、その淋しさがこの図書館の良いところだ。
司書も基本目を合わてくることもなく、淡々と自分の仕事をこなしている。
それぞれがある程度のテリトリーを保ち、自分の世界に没頭している。
降り積もった雪の反射だろうか、目線を上げる度に採光取りからの日差しが妙に眩しかったのでツイートしようと写真を撮ったけど、結局忘れてしまった。
・昼にパンとコーラ(plus ginger←僕はイマイチです):261円
・卵:150円
・LED照明点灯時間:∞
・2WD→4WDへ切替え〔備忘録〕
・購入者:イギリス×1