薪で沸かした湯船に肩まで浸かり、気持ちよくて目をつぶっていると、カラスとか土鳩だとかのユニークな鳴き声や、小鳥たちの心地よい囀りが聞こえてきました。
『都会で暮らしていたら味わえない瞬間だよな…。』
とか、
『大自然の中で入る風呂は、田舎暮らしの醍醐味なのかもしれないな…。』
などと思っていると、
「mu—」とか「vu—」といった、不快な重低音が混ざり込んで来ました。
そうなんです…。
この騒音は、隣の農作業小屋に設置された、巨大な冷蔵庫?の駆動音なのです。
一般家庭にある冷蔵庫の、何倍もの駆動音が鳴り響いてくるのです。