形あるものはいつか必ず壊れる|2つの顔を持つ寮長

[Diary:589]

少年時代のある期間だけ、僕は寮のようなところで生活をしていました。

ある日の夕食時のこと、僕はとても硬い肉に手こずり、誤って箸を折ってしまいます。

手を上げ、「すみません、箸を折ってしまいました…。」というと、寮長さんは、「形あるものはいつか必ず壊れる」と、とくに僕を咎めることはしませんでした。

てっきり怒られると思っていたので、正直拍子抜けでした。

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