勿怪の幸い|宮沢りえの碧い玉

夜中に目を覚ますと心臓が早鐘を打っていました。

きっとおかしな夢を見ていたのだと思いますが、思い出すことは出来ませんでした。

また眠ろうと目を閉じますが、なかなか睡魔はやってきません。

元来寝付きが悪かった僕は、長い夜には慣れています。

出来るだけ何も考えないように意識しながらじっとしていました。

横になりながらとはいえ、半自動で巻き起こる思考の渦を意識して抑えつけるというのは、まるで瞑想をしているようです。

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