移住する以前の僕なら、お金を稼ごうと思ったら求人雑誌を買うかハローワークに行くか、インターネットで働き口を探すことくらいしか方法がありませんでした。
移住して4年目になりますが、サラリーマンをしていたころに貯めた貯金などはとうの昔に底をついています。それなのに一度だって「自分を雇って下さい」と働き口を求めたことがありません。
from Tiny House Periodicals – 30代で早期退職した小屋暮らしの日記(仮)
移住する以前の僕なら、お金を稼ごうと思ったら求人雑誌を買うかハローワークに行くか、インターネットで働き口を探すことくらいしか方法がありませんでした。
移住して4年目になりますが、サラリーマンをしていたころに貯めた貯金などはとうの昔に底をついています。それなのに一度だって「自分を雇って下さい」と働き口を求めたことがありません。
郵便局で発送を終えた後はずっと木工作業をしていました。
グラインダーで鉄を切ると寄ってくる馬鹿なハルゼミの数は2匹になり、その2匹は僕の目の前で小競り合いをしています。
ストーブの煙突の中を「カタンッ…、カーン…」と繰り返し音を鳴らす何かに怯えていたのは、僕には次が無かったからです。
次が無いというのは、次は命がないということです。
2mくらいの鉄の棒を買ってきて、グラインダーで15cmくらいにカットしていると、ハルゼミが飛んできて僕の肩にとまりました。
鉄を切っているので火花が散っていて危ないし、昆虫が服にとまれば単純に嫌なので、「ふぅー」と息を吹きかけ追い払いました。
丸一日途切れることなく雨が降ったということはありませんが、雨が降らなかった日はいつが最後だったか思い出せないくらい、ここ最近はずっと雨降りの日が続いています。
ロフト上のベッドで横になっていると、頭の数十センチ上がトタンの屋根なので雨音がとてもうるさいです。
現在は19:00を少し回ったころですが、まだ外は微かに明るく、鳥たちの大編成が巻き舌のような鳴き声を発しながら通り過ぎていきました。
今日も昨日のコピーみたいに、朝から雨降りでパソコンの充電が出来ませんでした。今日も車でドライブをしつつ、パソコンの充電をすることにしました。
今日は月一の、何でも捨てられるゴミの日です。
燃えないゴミもリサイクルゴミも、危険物も粗大も全部捨てることが出来るので助かります。
我が家にも鉄製のゴミがたまっていたので捨てに行こうと思ったのですが、良いことに気が付きました。
それはゴミ捨て場近くにある鉄クズリサイクルの店に持っていけば、ゴミ袋代が掛からないばかりか僅かばかりでも現金が貰えるかもしれないのです。
Amazonで注文したものが届いたので、今日からはいよいよ猫グッズを作り出すことが出来ます。
しかし土壇場になって木工の基本であるカットに不安を覚えてしまいました。
というのも、手ノコでは勿論丸のこを使っても材を直角にまっすぐ切ることは困難だからです。
我が家の猫にもたまには何かを買ってやろうと思うことがあります。
これまでも、虫みたいなものや蛇みたいなもの、羽やウサギみたいにふわふわしたものからレーザーポインター、鳥のラジコンまで様々なものを買い与えてきました。
図書館の学習室で大あくびをしたら顎が「ガコッ」と変な音を鳴らしてズレたようになり、涙目になりました。顎が外れたかと思って焦りましたが直ぐに元に戻りました。
一連の流れを誰かに見られたのではないかと辺りを見渡しましたが、誰も僕のことなど見向きもしていませんでした。
早起きをしたので、薪割りをして風呂に入ってもまだお昼過ぎでした。
しつこいくらい目立てをしたりデプスの調整をしたりしても、いつかはチェーンソーの刃は切れなくなってしまいます。専用の目立てマシーンみたいなものがあればまた違うのかもしれませんが、僕にはどうしたってこれ以上ソーチェーンを切れるように研ぐことが出来ませんでした。
チェーンソーがなくては困るので、これは買いに行くしかありません。
どうもソーラーパネル用のバッテリーが芳しくないので、車のバッテリーにブースターケーブルで繋いで充電したいと思いました。しかしこの接続方法だとボンネットを閉めることが出来ないので、車に乗って遊びに行くことが出来ません。
一昨日大雨が降ったお陰で500Lの雨水タンクは満水だし、飲水も汲んで来たばかりです。
食材もあるし、モバイルバッテリーもチャージ済みです。
食生活を改めようと最近はジャンクなものを買わないようにしていたのですが、さすがに無理が祟ったようです。2日連続で夕食後にコンビニまでお菓子を買いに行ってしまいました。
一気に改善させようと緩急をつけすぎてしまったのかもしれません。ただ、ナチュラルローソン印のものをチョイスするくらいには抗っています。
寒さ対策で天井に張っていたタープを剥がしたついでに、部屋の照明の高さを50cmくらい下げてみました。
これだけ下がるとテーブルの上がとても明るくなりますが、少し顔を上げた時にLEDの光りが直接目に入るようになってしまいました。
大昔の土壁と石灰と少しのセメントを混ぜて七輪みたいなものを作ろうとしていたけど全く固まらず、ボロボロに砕けました。
10日間くらい日干ししたのに悔しいです。
固まらないのならセメントを増やすしかないかとホームセンターで400円くらいのセメント25kgを買いました。
カッコいい茶色だったのにセメントの灰色が多くなり、やる気が削がれました。
大きく見上げた月は庭の松に一部を遮られ、雲の中を出たり入ったりするように揺らいでいました。
視野の隅に野生動物の気配を感じて身体が少し強張ったけど、あれは野良猫か。
ヘッドライトの明かりに反射して2つの目玉がイエローグリーンの光を放って小さな人魂みたいに見えていました。
240坪くらいの山林を買って小屋を建てたのですが、建てた場所が通りからとても近いので人や車が通る度にその気配やエンジン音が気になっていました。
山林特有の細くて上背のある赤松だらけの土地だったので、小屋を建てるスペースが確保出来ただけでも、当時はラッキーだと思っていました。
少年時代は、コーヒーをブラックで飲む人やバファリンなどの頭痛薬を常備している人のことを大人っぽいと思っていました。
若くして白髪の多い人のことも羨ましいと思っていたし、眼鏡を外して眉間をつまみ、「はぁ…」なんてため息をつく仕草も、視力の良い僕にとっては、真似することの出来ないカッコいい仕草の一つでした。