[Diary:540]
新しいことに挑戦し、それがちょっと上手くいって儲けが出ると、きっとこの次もその次も儲かるような気がしてしまいますが、しかしそんな妄想まみれの幸せな時間も、もうそろそろ終わりのようです。
今日一日だけでも、建築資材、車のガソリン、灯油、ストーブの芯、染色剤、ヘッドライト、食材などを買ったので、稼いだお金はあっという間に無くなってしまいそうです…。
最低限の衣食住とはいいますが、これの確保だって、なかなかに大変なことですね。
[9/27~30]
「ラベルが無くなったので下さい」と郵便局の窓口でお願いすると、今ではこれくらいドカンともらえるようになりました。
初めて出店をしてみて、値段設定の難しさを痛感しました。
どれほど参考になるかわかりませんが、今日はリサイクル店まで、値付けの勉強にやってきました。
駐車場に停めてあったとある一台の車を見て、『フフッ』となりました。
いざ店内へ。
聞いた話によると、この手のお店のジャンクコーナーなどを漁って儲けてる人もいるそうです。
不動品を修理して売ることが出来れば、それは凄いなと思います。
ゴ、ゴミ…?
見た目は綺麗だけどジャンク品という商品を修理することができたら、ちょっとしたお小遣いくらいにはなるのかもしれませんね。
これと同じ扇子を外国人に数百円で売ったことがあったので驚きました。
(※しかしこの値段で売れるかどうかはまた別の話だと思います。)
渡り廊下のようなスペースを抜けて次のエリアへ進むと、なんとそこでは、老人たちが熾烈な戦いを繰り広げているのでした…。
今日はもう帰ろうと思います。
[何故、灯油ストーブを買ったのか…?]
最近、古いストーブを買いました。
薪ストーブを使って暖房費を節約するというのは、僕の小屋(田舎)暮らしの骨子ともいえたのですが、しかし僕の仕事が変わったことで、状況にも変化が出てきました。
原木を集めに行くことや、丸太を割って乾燥させ、薪を作るという一連の作業には、それなりの時間と労力が掛かっています。
薪ストーブに掛かるコストと灯油を買う費用を天秤にかけてみると、どちらが得なのか分からなくなってきました。
その時々で薪ストーブ、灯油ストーブを使い分けることが出来た方が柔軟な対応が出来ると思ったのですが、これが正解だったのかどうかはまだわかりません。
僕にとっては非常に目新しいストーブだったので、見た瞬間に購入を決めてしまいました。
(※思っていたよりも暖かくない気がしています。どうしたものか…。)
[9/30~10/01(台風)]
台風が来るという予報が出ていたので、この日は午後の早い時間には買い物を済ませ、小屋で引きこもるつもりでした。
台風に備えるというのは、庭に出してある物をしまったり、雨に濡れないようにシートをかぶせたりと、地味に大変な作業です。
台風が来るのは毎年のことですが、僕はそのたびに命の危険を感じています。
台風だけは本当に慣れることがありません。正直とても苦手です…。
しばらくは降ってくる雨も地味だったので、小屋の中でじっとしていることが馬鹿らしくなって来ました。
外がまだ明るいうちから引きこもっていたので、次第に暇になってきました。
我が家が暴風域に入ったのは、もう大分暗くなってからのことでした…。
やっと眠れたと思っても、台風が迫ってくる際の轟音で起こされてしまいます。
枝が折れた音がしたと思ったら、自分が寝ている数十センチ上のトタン屋根に直撃するようなことが夜通し繰り広げられたので、朝までまともに眠ることが出来ませんでした。
[台風の次の日]
怖くて布団をかぶっていましたが、気が付くとそのまま眠っていたようです。
夢うつつの僕の頭の中では、既にトタン屋根が数枚飛ばされていたのですが、外へ出てみると快晴で、我が家の屋根も無事でした…。
※木の枝がたくさん降って来たので、屋根の上の点検はした方がよさそうです。
作りかけの風呂小屋の屋根に乗せていた雨除けシートは吹き飛ばされ、その下のアスファルトルーフィングも大きく剥がされていました…。
他にもシートで養生していたところはことごとく吹き飛ばされていたので、後片付けが大変でした…。
台風の後始末に頭を悩ませているところへ、ご近所さんから電話がありました。
台風で栗がたくさん落ちたから、今年も取りに来ないかという内容でした。
せっかくなので、バケツに一杯だけ貰ってきました。
※1/3くらいは、お隣さんにおすそ分けしました。
今年も台風による大きな被害がなくて本当に良かったです。
我が家の赤松たちからしてみれば、強い風に煽られて古い枝が落ちることは、人間にとっての洗髪とか散髪みたいなものなのかもしれません。
自然と近距離で接するようになってからは、自分のスケールの小ささを再認識することが増えたような気がします。
おしまい。
台風の被害を心配しておりましたが、ご無事でなによりでした。いつも楽しみに拝見させて頂いてます、素朴さと創意あふれる暮らしに興味がつきません。ただ、どうかくれぐれも怪我や事故などには気をつけて下さい、手遅れなる前に無理せず避難しといて下さいマジでw
普段は忘れていますが、実際は綱渡りのような生活なのかもしれません。
たった一回の怪我や事故で全てを失いかねないので、気を付けようと思います。
コメントありがとうございました!