時間の売買とビジネス姉妹|人間の暗部を描写:ミンクの首巻き

[Diary:529]

朝起きると、幾つか商品が売れていました。

その中には、明治時代の本も含まれていました。

100年以上の前に発行された本は、当たり前ですが現在では入手が困難です。

しかもそれが貴重な文献だったり、人気作家の再販されなかった幻の作品であったりすれば、これは大変なことです。

しかしいくら古いものでも、欲しいと思う人がいなければ価値はないし、それだけではなく、部屋を圧迫するだけの存在に成り下がります。

売れないのであればリサイクルゴミにでも出すしかありませんが、物は試しと外国人に向けて売ってみたところ、たまにではありますが、買ってもらえるようになりました。

ドイツの革張りの医学書など、中身は分からなくとも部屋のディスプレイとして日本人にはよく売れます。

今回買ってくれたイタリア人も、同じ様な感覚で買ったのかもしれません。

古いものを欲しがる人の心理は様々ですが、今回のケースは、経年劣化、時間を売買したような気がしました。

 

汚い本にしか見えないという人が大半だと思います。

※僕も似たようなレベルです。

 

1899年ものです。

年代の割には程度が良いです。

 

 

色々とまとめて発送して来たのですが、古い本を買ってくれた人は、SALではなくAIRに変更して発送してほしいと、送料を上乗せして払ってくれていたことを忘れていました。

発送後に気が付いて、慌てて郵便局にとって返しました。

 





 

また今日も雨が降ってきました。

風呂小屋の骨組みを濡らしたくはないので、雨に濡れながらも屋根に登り、垂木を取り付けた後に重たいシートを乗せました。

シートをやっとのことで広げきったところで、タイミングよく?雨は上がりました…。

 

 

ネパールの伝統ボードゲーム、バグチャル(タイガームービングゲーム)のクリーニングがてら、ピースの確認をしました。

現地のお店では、買う前に調べておかないと羊やトラの数が足りないこともあるというのに、日本で見つけたこのバグチャルは、仕入れた3個のうち2個はしっかりと揃っていました。

残念なことに1個だけ、トラが2匹足りませんでした。

このゲームは、トラが孤立した羊を数匹食べてしまうか、羊がトラを包囲するかの勝負です。

トラが羊を食べてしまうというのは分かりますが、羊たちでトラを包囲するというのが想像出来ません。

変なルールだと思います。

 

初見は絶叫しそうになりましたが、なんとミンクの首巻きが毛糸の山から出てきました。

人間はなんて残酷なのだろうと中身を抜かれたミンクを見ていて思いましたが、嘆いたところでミンクは復活しません。

何事も経験だと、試しにミンクを首に巻いてみたところ、ふわふわでとても肌触りがよく、本当に暖かかったです。

 

古道具の市場に通っていると、驚くような物が出品されることがあります。

現在は規制が厳しくなっているので、登録票がないと売買出来ない物も多いのですが、象牙や犀角、水牛の角、亀や熊など様々な動物の剥製なども出ることがあるそうです。

聞いた話ですが、一角の剥製は、とんでもなく値が上がったそうだし、真偽の程は分かりませんが、パンダの剥製を見たことがあると言っていた人もいました。

人間の欲とか好奇心というものは、際限がないのかもしれません。

※自分が大切にしていた犬や猫が死んでしまった為に剥製にするというのなら、まだ少しは理解出来ますし、巨大な動物を畏怖するという気持ちもわかるのですが、売れるからという理由で生きている動物を殺すという短絡的な考えには、やはり抵抗感があります。

 

・おまけ

昨日の日記(【お知らせ】仕入れてきた古道具を販売します。「欲しい!」と思った物があれば是非買って下さい)にコメントがついていました。

 

ken より:

開運 大宝船は絵か置物なので空き箱に毛糸を入れたものと推察します。

ちなみに叶姉妹と阿佐ヶ谷姉妹はビジネス姉妹で他人です。

鑑定力を上げましょう。

 

 

※昨日の日記に使った写真

 

「開運 大宝船」とは、毛糸が詰まっていたダンボールに貼ってあったシールの印字のことです。

コメントにあるように、「開運 大宝船」と手芸の毛糸には脈絡がなく、ダンボールと中身は別物であろうと推測するのは普通のことだと思います。

 

しかし昨日の写真には写っていなかったので、大宝船と毛糸が結びつかなくても当然なのですが、昨日の僕には、ダンボール側面に印字された「コイン手芸」という文字が見えていたので、”手芸”という言葉がボンドのような役割を果たし、大宝船と毛糸を結びつけたのです。

「鑑定力を上げましょう」というコメントをもらった時でも、僕は大宝船のダンボールに”手芸”と印字されていることを知っていたので、何ら動揺することはありませんでした。

しかし、、

 

毛糸のダンボールの中から、このようなチラシが出てきてしまいました。

 

大宝船とは書かれていませんが、”コイン手芸”とは書かれています。

どうやら「コイン手芸 宝船」というのも、この手の五円玉で作った船のことなのだと思います。

 

悔しいですが、コメントをくださった方の鑑定力に屈する形になりそうです。

“ビジネス姉妹”という単語を知らなかった時点で、僕に勝ち目はなかったのかもしれません…。

 

おしまい。



「時間の売買とビジネス姉妹|人間の暗部を描写:ミンクの首巻き」への6件のフィードバック

  1. ご丁寧に教えて頂きありがとうごさいます。
    しかし、市場って、怖そうだけどわっくわくしますね。
    まずは、手軽そうなとこを探してみたいと思います。

  2. ミンク・・・?

    にしては毛が長いような。
    全体像が見えないのでわかりずらいですが
    青狐(ブルーフォックス)→
    ←銀狐(シルバーフォックス)に見えます。
    違うかなー??

    1. 雰囲気で「ミンク」と書いてしまいましたが、狐の可能性もあるのですね…。

      後で画像検索をしてみます。

      しかし狐にしては少し鼻が長いような気もするので、今日の日記で写真を乗せてみますね。

      コメントありがとうございました。

  3. 毛糸で間違いないと思いますよ。
    キンキラの毛糸だったはず。チラシの右上にも書いてありますが、パナミのメタリックヤーンなのでは?
    その糸と、5円玉で宝船ができるのだと思いますよ。一時期流行った、タバコの空き箱やら、色紙やら、つまようじやらで作ったりするのと同じ感じだと思います。
    完成型で買う人はほぼいないですからね。

    あと、いきなり不躾な質問で申し訳ないのですが、一つ教えてください。
    道具商で申請した場合なんか、書籍の市場なんかだと、書籍商じゃないと入れないとかあるのでしょうか?
    調べてみたのですが、市場の情報なんかはなかなかオープンじゃないのでわからないんです。お願いします。

    1. なるほど。

      謎が解明され、爽快な気持ちです。

      ありがとうございます!

      5円玉の宝船のチラシを見たときは衝撃でしたが、これは自分で作るのが楽しみなのですね。

      納得です。

      さて、市場のご質問ですが、これは市場の主催者によって本当にまちまちだと思います。

      僕が行っている市場は、古物商の資格を持っていれば、道具の日でも紙ものの日でも、どちらも問題なく入場することが出来ます。

      ただし、入場料が2000円から2500円に高くなったり、駐車料金を取られたりということはあります。

      (いつかは僕も行ってみたいと思いますが、)師匠が行くようなところだと、紹介制だったり会員制だったり、入場料がとんでもなく高額だったりするところもあるようです。

      例えばですが、

      「古道具 市場」

      などの検索ワードだと、ヒットする会場もあるかと思います。

      一つでも見つかれば、その会場内で人脈を作っていくことも可能だと思います。

      是非頑張って下さいね。

      コメントありがとうございました。

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