[Diary:514]
「BONVENON!」と玄関に書かれたこの施設は、八ケ岳エスペラント館です。
エスペラント語という万国共通語をめざす人造語があるのですが、ここはその八ヶ岳支部のようなものなのかもしれません。
エスペラント語は、ポーランドのザメンホフという人が、1887年に発表したものです。
僕は以前、とある旧家で明治時代に発行されたエスペラント語の教本を見たことがあます。
訳したのは長谷川二葉亭(二葉亭四迷)と書いてあったのでよく覚えているのですが、その後もなんとなく気になっていたので、今日はエスペラントの図書館があるという「八ケ岳エスペラント館」にやって来ました。
あまりにも馴染みのない言葉なので、このエスペラント館も(失礼ながら)過疎っていると思い込んでいましたが、緑深い細道を抜けた先には、想像以上の人の集いがあったので驚きました。
どうやら今日はエスペラントの合宿が開催されていたようで、図書館目当てでふらっと訪ねて来る僕のような来訪者の想定はしていなかったようです。
ちょうどお昼休憩中に訪れたのが幸運でした。
お昼休憩の間だけ、図書館を見せてもらえることになりました。
[1階]
ザメンホフさんの等身大?の人形の存在感が凄いです。
エスペラント語で書かれた「火の鳥」や「はだしのゲン」がありました。
火の鳥が欲しかったのですが、もう絶版だそうです…。
[2階]
最近韓国で開催されたという、「第102回エスペラント世界大会?」の模様や、フランスの子どもたちが和服を着て、お雛様や鯉のぼりで遊んでいる写真が壁一面に貼られていました。
エスペラント語が世界中に広がっていることが分かります。
古いエスペラント語の教本を見たことがある旨伝えると、「ここにもたくさんあるよ」と、なんと屋根裏部屋まで見学させてくれました。
屋根裏部屋には、エスペラント語で書かれた古い書籍たちがたくさん収蔵されていました。
エスペラント語で書かれた「火の鳥」
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八ケ岳エスペラント館の後は、「GALLERY TRAX(ギャラリートラックス)」を見学をしてきました。
ギャラリートラックスは、木村二郎さん(2004年すい臓がんのため永眠。享年56歳)という空間デザイナーが、パートナーの三好悦子さんとともに元保育園をリノベーションして作り上げたギャラリースペースです。
木村二郎さんか、そのお弟子さんたちが建てた建築物をいくつか見てきましたが、どれも雰囲気があると思っていたので、いつかこのギャラリーにも見学に行きたいと思っていました。
古民家で使われていた柱や梁を使った建築や家具作りは、当時はまだ誰も注目していなかったそうです。
古いものが好きで、古材を使った建築にも興味があると、建物の説明をしてくれていた三好さんに伝えたところ、塗装に使う塗料のことや手法まで、とても親切に教えていただきました。
とても刺激になりました。
もっと小屋作りを頑張ろうと思います。
[おまけ:お土産]
八ケ岳エスペラント館では、(一部をのぞき、)ダブリの本は買えるというルールがあるようです。
購入希望者は、200円以上のドネーションをする決まりなのですが、僕の財布には100円と500円玉がそれぞれ1枚ずつしかなかったので、500円を1枚、ドネーションの空き缶に入れました。
ギャラリートラックスでは、この葡萄を500円で買いました。
東京ではこれの何倍もするそうです。
良い桃や葡萄が安く買えるのは、山梨に住んでいる特権かもしれません。
おしまい。
わーわーわー。なんて面白い場所をwww
エスペラント語を少しだけ勉強したことがあります。
ええ、お察しの通り厨二かかった若かりし頃です
色んな言語に興味をもって色々調べていて
密に勉強したりしていました(学校のほうのは放置で・笑)
行ってみたーい‼
Ĝi aspektas kiel interesa loko‼
八ケ岳エスペラント館は(格安で)宿泊も出来るみたいですよ。
世界共通語という響きが良いですよね。
Mi ne scias kiel vin danki por la granda servo.