4つの世界

夜中に予想もしていなかった大雪が降ったので驚きました。大ぶりだけどふわふわと軽そうな雪をみて、これは「積もるぞ!」と思ったのです。

数週間前から車のスタッドレスタイヤを夏用のものに履き替えなくてはならないと思っていたのだけど、こんなこともあるので僕の“怠慢”も捨てたものではないなと思うわけです。

そう思った辺りで頭をブルブルと振りました。

それは心の奥底で今なお出番を待っているラッキーマンと目が合った気がしたからです。

寝て起きると外は雨。

あっという間に辺りを白くしたあの雪は、ところどころに確かに降ったという事実を残して、今は殆ど溶けてなくなりました。

雨降りは雨水生活者としては非常に有り難いことなのですけど、屋根のないところで火を熾して風呂を焚く者としては少し分が悪くて、冬は大体1日おきに入っていた直火タイプの薪風呂ですが、今日は諦めようと思いました。

日記ブログはもっと簡潔に書けるようになりたいと思っているので、今日のタイトルの「4つの世界」については意識して短くまとめたいと思います。

僕は現在、「日記ブログ」と、「小屋ブログ(TP)」を書いています。殆ど趣味のようなものなのかもしれません。

これは僕にとっての2つの世界です。

3つ目の世界は「旅」です。今考えているスタイルは、国や街ごとに別けられた簡素な思い出を書く程度のものです。殆ど自分のための備忘録です。

これまでにバックパッカーとして回った国々を、自分の撮った写真を見ながら思い出して書くことになりますが、この作業は「記憶」の観点から、年々難しくなると思っています。やれるうちにやっておきたいと、ずっと思っているのです。

最後、4つ目の世界は「フィクション」です。

フィクションという形式でも、結局は自分の経験を通して感じたことや言いたいことを表現し易いからフィクションとして書くだけなのです。

僕は森のテロル以前に、もう2つの名前がありました。インターネットに公開するどころか、応募するばかりで一切の音沙汰がなかっただけことなので、読んだ人がいたとしても、出版社の人だけです。

実は最近、またフィクション熱が再燃してきています。

駄文と思われようが、出版社から依頼があればこれは確実にお金になるし、肩書だって手に入ります。肩書というものはとても便利なものです。

本当のことをいえば、最終的に書きたいのは、自分の少年時代です。

ただこれは僕の切り札だし、死んでしまった父親のことを抜きにしては書けないことなので、もしかしたら墓場まで持っていくことになるかもしれません。

結局今回言いたかったことは、それは4つの世界の同時進行は厳しいということです。

いや、物理的には可能なのです。

例えばもう少し早起きをするとか、ニンテンドーDSを止めるとか、読書を止めるのは無理でも、マンガや映画を控えるなど工面をすれば出来ないこともないです。

厳しいと書いたのは、これらの世界の「切替え」です。

 

そうそう、雨が降るとやっぱり小屋の玄関扉が庇に引っかかるようです。

雨に反応して天パが更にうねるとか、気圧の変化で頭痛がするとかと似てますね。

一体植物はどこからどこまでが生きているという状態なのでしょうか?

こんなことを考えていると、薪を焚べることでも躊躇してしまうので、馬鹿らしいですね。