単純に辛い水くみ|5年越しのタルト

[Diary:499]

最後にまとまった雨が降ったのは、前回の台風の時でした。警報が出されるほどの警戒ぶりでしたが、我が家の雨水タンクを満水にすることはありませんでした。

植物や畑の水やり、毎日の風呂、それだけでも水は日々大量に使います。

ちょっと雨が降らないだけで、夏は水不足に陥ることがあります。

水くみは単純にキツいし面倒なので、僕は水を大切に使うようになりました。

自然への配慮というよりは、水くみに行くのが面倒だからという理由で、僕は結果的に自然にやさしい生活を送るようになりました。

 

ある人は、「水を運ぶという行為は、(アフリカなどの)水の豊かでない場所で、同じようにして運んでいる人がいることを思い出させてくれる」と、なんとも高尚なことを言っていましたが、僕はいつか水を引く日のことだったり、雨水タンクを改良することだったりと、常に自分の生活の改善について考えています。

突き詰めると僕は、いかに心地よく過ごせるかということを生きていくための主題にしているのだと思います。

 

ポリタンクの1つは、小屋の中で(飲料ではなく、)生活用水として利用します。

残りの2つは、日差しの良いところに置いて温め、風呂に使う予定でしたが、今日は曇り空だったので大して温まることなく、結局26.5℃の水で身体を洗うことになりました。

26.5℃というのは、最初は冷たく感じますが直ぐに慣れることが出来る水温だと思います。

冷たさで身体がこわばるからなのか、それとも冷たい水に対する防衛本能からアドレナリンが放出されるからなのか分かりませんが、水温の低い風呂にはいった後は、力が漲り、頭もすっきりと澄み渡るような心地よさがあります。



 

8月8日になると毎年行きたいと思うタルトのお店があります。

そのお店は、「8」に関係する名前なので、年に一度の8月8日は、タルトを半額にするという破格のイベントを行うのです。

移住して割と直ぐにアルバイトを始めたので、これまでに4回あった8月8日は、全てに仕事が入っていました。

毎年それとなく仕事が休めないか牽制をしてきたつもりですが、結局一度も休みをもらえることはありませんでした。

雇われ仕事から開放された今年の夏は、遂に満喫することが出来そうです。

 

今日は午前中からタイニーハウスピリオディカルズ向けの記事を書き始め、それが終わり次第遂に、念願のタルト屋さんに行くことにしました。

 

今回はちょっと早めに給油をしましたが、そうでなくても3500円もあればガソリンタンクを満タンにすることが出来ます。

先日運転した師匠のハイエースは、ガソリンを満タンにするのに8000円も掛かりました。

次は軽バン、あわよくばハイエースのようなワンボックスカーが欲しいと思っていましたが、燃料代がネックになりそうですね。

太陽光でも力強く走ってくれるような車こそ、庶民が求める夢の乗り物なのではないかと思っています。

 

タルト屋さんに到着

犬のダイダイのように目を輝かせ、開いた口からはベロとよだれをダラリと垂らし、溢れんばかりの期待を込めてタルト屋さんに入店したのですが、残念なことに僕のタルトはもうどこにもありませんでした…。

 

まだお昼過ぎだというのに、既にタルトは売り切れてしまったそうです。

5シーズン目の夏も、僕はタルトを半額で食べることが出来ませんでした。

 

気持ちを鎮めるために、帰りにスーパーで生クリームを買いました。

悲しいです。

 

おしまい。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA