約束してしまったので働いていますが、本心ではもう、アルバイトなどには行きたくありません。
僕の中では仕事の引き継ぎをしているようなつもりで、新人のWさんには仕事を覚えてもらっています。
あと数日で終えるつもりのアルバイトですが、それは泊まりに来てくれるお客さんには関係のないことです。
良い休日にしてもらいたいとは思うので、掃除や接客はいつもどおりにこなすし、「また夏に来るから!」というお客さんがいれば、「お待ちしております!」と笑顔で返します。
本当は、「ごめんなさい。後数日でアルバイトを辞めるつもりなので、もう二度とお会いすることもなくなると思います…。」と言うのが正しいのかもしれませんが、しかし、必ずしも正直であることが人間関係を円滑に回すとは限らないので、多少心は痛みますが、「また会いましょう!」と言って笑顔で手を振ることが、正解なのだと思います。
ゴールデンウィーク真っ只中とあって、続々と常連さんが訪れます。
彼らと笑顔でやり取りをしていると、これまでに働いてきた4年間の歴史を振り返るような気持ちになります。
いくらでも似たような宿泊施設があるというのに、彼らは何年間も通い続けてくれるのです。
アルバイトの僕ですら有り難いと思うのだから、オーナー夫婦からしてみたら、彼らは正に財産なのだと思います。
僕も自分で仕事をするようになったら、このような常連さんがついていただけるようなお店にしたいと思います。
今日は常連さんから、お菓子など、色々とお土産をいただきました。
僕はお店の人と仲良くなりすぎると、ちょっとどうして良いのかわからなくなるというか、気まずくなってしまうことがあるのですが、毎度変わらず良くしてもらえるので、本当に有り難く思います。
[おまけ1]
駐車場に停めた僕のジムニーです。
たった数時間でこの有様です。
お客さんの車は高級車が多いので、花粉や枝葉まみれになっている姿を見ると、ちょっと心配になってしまいます。
[おまけ2]
買い物が出来る場所として、良くお客さんに案内するスーパーも、この季節は嘘みたいに混み合います。
並ぶ商品もガラッと変わるので、僕も食べてみたくなります。
[おまけ3]
小屋暮らしの雇われ仕事[2016]|子供とお爺ちゃんの眼差し|タイニーハウスピリオディカルズ
上の記事で登場したF子ちゃんが、2年振りに泊まりに来てくれました。
小学4年生から、小学6年生になったF子ちゃんは、驚くほど成長していました。もしかしたらお母さんよりも身長が高くなっていたかもしれません。
偶然出会ったので挨拶をすると、不意をつかれて驚いたのか、気の毒になってしまうくらい目線を上下左右に揺らし、慌てていました。
「明日は休みだけど、明後日にまたくるよ。」
と僕がいうと、うんうんとジェスチャーだけで返答してくれました。
記事に登場した時よりも、更にシャイになったような印象を受けました。
もしかしたら思春期に差し掛かっているかもしれないので、また昔のように虫で遊んだり、鳥やマンガの話をすることは難しいのかもしれませんね。
おしまい。