調教された象と記念写真!?|覚せい剤|ブルフック|のんこ

「Yahoo!ニュース」でこのような事故の記事を目にしました。

<ゾウ>タイ人飼育員が鼻でたたかれ死亡毎日新聞 3/12(日) 12:33配信)

亡くなった方はタイ人ですが、これは和歌山県白浜町のテーマパーク「アドベンチャーワールド」で起きた事故です。

ア​ジ​ア​ゾ​ウ​(​4​0​歳​・​メ​ス​)の顔などを洗っていたところ、嫌がった象に鼻でたたかれ、檻の柵に押し付けられたと書いてありました。

動物園の是非から始め、野生動物と人間との関係に至るまで、主観的に感情をさらけ出した文章を書いたらさぞ気持ちがよいでしょう。

これは動物問題に限ったことではありませんが、もしも浅い知識のままこれをやられてしまえば、僕だったらウンザリします。

忙しい現代人は、基本的に面倒なことには無関心な態度をとると思います。そんななか、少しでも興味を持ってくれた人に対して感情論を延々と垂れ流す行為は、ただの「露出狂」のようであり、理解者になり得る人にも、真逆の感情を抱かせることになりかねません。

本気でやるならそれ相応の覚悟と知識、そして客観的に物事を判断できるバランス感覚がなくては、動物たちのことを守ろうとしている専門家たちの足を引っ張る行為になるのかもしれません。

何が言いたいのかというと、露出狂のような人たちを反面教師として、出来る限り自分の経験してきた生の情報や、しっかりと学んだことの割合を少しでも増やしていかなくてはならないということです。

話が飛躍しました。

 

本日の焦点は、この象(ア​ジ​ア​ゾ​ウ ​4​0​歳​・​メ​ス​)の今後についてです。

道義的にということと、対外的な印象というものの比重については、判断を下す当人にしか分からないとはいえ、僕が思うにこの日本ではそう簡単に殺処分は出来ないと思います。

それは相手が「象」だからです。

人に危害を加えたのが野良犬や野生動物だった場合はその限りではありません。

こんなことを考えていると、僕はよく同じところに考えが引っ張られていきます。

また話が飛躍しますが、それは絶対的な神とは結局のところ、人間だということです。

全知全能と言われる神が作り出した規範や常識は、人間の暴力で覆すことが出来ます。ということは、やはり神=人間でなくては辻褄が合わないのです。

そもそも、万人に認められない時点で、神は全知全能ではありません。

宗教も法律も同じですが、僕らと同じ人間が作り出した規範や常識を盲信する人もいるのです。

果たして人間の作り出したそれらは、本当に僕らの幸せを追求した絶対的な答えになり得るのでしょうか?

一部の人間の都合を考えたうえで、革命や一揆のようなことが起きないようにうまいこと考えられたトリックという側面も当然あると思います。

大袈裟にいえば、これは子供の象の手足をロープで縛り、ブルフックやのんこのようなもので痛みからくる恐怖を植え付け、言うことを聞かせる行為と似ているのかもしれません。

※ブルフックは、アメリカのロードアイランド州では禁止されました。

人間に対しても、これと同じようにやってきた時代もあったのかもしれませんが、それではうまくいかないからと、現代の状況に変化して来ただけなのかもしれません。

書いている自分でも気がついていますが、内容が主観的過ぎたと思うので、この辺でやめて「象」「動物」に戻りますが、タイでよく見る象は、覚せい剤を使ってまで酷使されることがあります。

これは観光客向けの象だけではなく、人間のための労働力として使役されている象にもあてはまります。

野良犬や野生動物であればあっさり殺すくせに、恐らく動物園で高額なエサ代を掛けている「人気者の象」はそう簡単に殺すことが出来ません。

これを色々な方面から分析していくと、野良犬や野生動物の命を守ることに繋がるのかもしれません。

結局のところ、人間は自分の損得というところに強く反応するのです。

人を動かすのは「お金」「暴力」「洗脳」が手っ取り早いというのは間違いありません。

正論バカにはならず、そんなことも踏まえた上で、ひょうひょうと、そして一見関係のないようなことばかりを真剣にやっていたいと、僕はそう思います。

 

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