誰もが持ってる夢の話|検:古道具

今日は古道具屋さんの助手の日でした。

こちらの仕事に行くときは、宿泊施設のアルバイトを休む必要があるのですが、学べることは多いし、時給で働くアルバイトよりも、今後の広がりに期待が持てます。

そして何よりも、こちらの仕事は面白いです。

僕の師匠は、極端にITが苦手です。

骨董市などに出店する時など、昨今はインターネットからの申し込みが多くなったそうなのですが、師匠だけはいつも電話で済ませているそうです。

主催者と知り合いだから出来る技なので、それはそれで凄いことなのですが、しかし、、というか、だから師匠は、自分の出来ないITに対して、大きな期待を持っています。

「パソコンが使える」

「ホームページが作れる」

「インターネットで商品を販売することが出来る」

 

たったこれだけのスキルがあるだけでも、もう十分重宝してもらえそうな雰囲気なので、教わるばかりの身としては、ある程度気は楽です。

 

まだまだ書ける段階ではないのですが、師匠とは今後の夢の構想について、あれこれとよく話します。

僕は雇われ仕事を辞めたいし、師匠は販路を広げたり、新しい仕事を始めたりしたいという希望があります。

夢の実現に向けて何も進んでいないというのに、動き出してしまえばトントン拍子に事が運ぶような気がしていて、それこそアルバイトなんてやっている場合じゃないという心持ちです。

しかし何を始めるにもお金は必要です。

移住してきて丸4年以上が経つというのに、僕は今まで何をやっていたのかと、何一つ貯金の出来なかった現実を情けなく思っています。

 

 

インターネットが使えない師匠に代わって、詳細不明な物は僕が市場価値を調べることになったのですが、とても立派な全集があったとしても、なかなか買い手が見つからないということも多そうです。

しかし中には一冊だけ、ずば抜けて価値があったりすることもあるので、この仕事にはギャンブル的要素もあるような気がしています。

ざわざわ…。

 

僕がお蔵の奥から見つけて来たストーブです。

これはアラジンストーブと並んで人気のある、バーラーという石油ストーブです。

そこそこ程度も良く、芯も繰り出せたので、これは売れると思います。

 

真っ黒なボディーに僕と師匠の顔が映り込んでいたので写真は使えませんが、「BELTON」という名前のピアノが置かれていました。

当時はとても高価なピアノだったようで、鍵盤も恐らく象牙なのですが、どうも買い取ってくれる業者を探すのは難しそうな雰囲気です。

これの市場価格も調べて欲しいとお願いされているのですが、良いものでも売り辛いものもあるようで、この説明は難しそうです。



面白かった物など…

昭和レトロといった感じでしょうか?

これは座面の回るテレビ台です。

これは面白い商品だと思いました。

 

スライムのような形状のガラス瓶を見つけました。

 

師匠に教わったのですが、これはハエ取りの瓶だそうです。

これに水を入れておくとハエが捕れるというのですが、こんなことでハエが捕れるものかと、ちょっと不思議でした。

花を活けたりするのでしょうか、現在は若者を中心によく売れるのだそうです。

 

今日のお昼

ちょっと遅くなりましたが、それでも持っていった弁当は、自宅に帰ってから食べました。

※家具の運搬が多かったので、今日もすぐに車の荷台が一杯になり、仕事も早目に終わったのです。

 

いただいたもの

綿をたくさんもらいました。

これは創作意欲を掻き立てられますね。

 

おそらく現代の日本人には売り辛いと思います。

ダメ元で外国人に売ってみようかと思い、もらってきました。

 

師匠も分からないと言っていた、謎の角棒です。

4面とも触り心地の違う材質が貼られているので、これはナイフなどを研ぐものではないかと思っているのですが、全く違うかもしれません。

 

p.s.

ちょっと車の調子が悪いので、またお金が掛かってしまうかもしれません。

明日からまたアルバイトを頑張り、その給料を車の修理費に充てようと思います。

なんだか現実に戻ってしまったような感じがしますね…。

 

おしまい。




“誰もが持ってる夢の話|検:古道具” への2件の返信

  1. テロルさん、今日は、今晩は。
    「謎の角棒」はお察しの通りナイフを研ぐ道具です。 ”Streichriemen fur chrurgische Instrumente”はドイツ語で、訳すと「外科用器具の革砥」ですね。
    同様の道具が下記動画の1:15から出てきます。

    1. そうなんです。
      ドイツ語だったので、ちょっと苦戦していたのです。

      ありがとうございました!

      解剖学の権威と呼ばれた人のお宅にあったものなので、ドイツ語で書かれた「外科用器具の革砥」が出てきたのも納得です。

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