今日はアルバイトを休んで古道具屋さんの助手をしてきました。
毎年のように更新するのですが、僕が今までに入ってきたお宅の中では、圧倒的に大きな古民家、、というよりはお屋敷でした。
畑とは別に、屋敷に併設したグラウンドや日本庭園もあり、この辺りでは最も立派なお宅なのだそうです。
聞けば納得なのですが、日本人なら誰もが知っている会社の元社長のお宅らしく、さらにそのお父さんも、医学博士として名を馳せた人だったそうです。
今回の買い付け方法は、品物一つ一つに値段を付けるものではなく、屋敷の中のものを一括で買い取り、その中で欲しいものだけを運び出すという方式でした。
持ち出さなかったものに関しては、後日産廃業者が入り、屋敷内の荷物は全て処分してくれるそうです。
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大きな屋敷の左右には、二階建ての蔵が独立して建っていました。更に屋敷の奥にも蔵があり、この蔵は一階建てなのですが、医学博士だった先々代の物と思われる医療器具、そして専門書が壁一面に並んでいました。
またこの蔵には、鍵がかかっていて開くことの出来ない金庫があったので、この金庫の中身はどうするのだろうかとちょっと気になってしまいました。
こぼれ話ですが、入ったお宅に金庫があったとしても、殆どの場合はその家の親族が開けているので、中には何もないそうです。ある買取業者もどうせ中身は無いだろうと、鍵の掛かった金庫をスルーしたそうですが、最後に屋敷に入った産廃業者が重機で金庫をこじ開けたところ、中からは金塊が出てきたそうです。
他にも、(※あくまで噂話ですが、)梁の上や中身をくり抜いた本の中から札束が出てきたり、戦時中に使った刀や拳銃などが出てくるという話もあるそうです。
古道具の買い付けをする業者には、このような都市伝説級の噂が絶えないようで、聞いていてとても面白かったです。
今日お世話になった方(以下師匠)が実際に経験した話では、買い取りに行った田園調布にある豪邸の話や、こちらも間違いなくお金持ちなのですが、ちょっと体育会系が過ぎる家業の会長さんのお宅での買い取りの話などは盛り上がりました。
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かつてはたくさんの使用人がいたであろうことを想起させるような、ものすごい数の食器や寝具、火鉢、人が住まう用の離れまでありました。
また、貰い物が多かったのか、蔵の中には年代物の食器や家電などが新品のまま保管されていることが多々あり、僕には良くわかりませんでしたが、きっと掘り出しものもあったのではないかと思います。
師匠は、古道具や骨董(アンティーク)、絵画に書物、家具に着物など、なんでも扱います。
今日の屋敷ではとにかく本が多かったのですが、僕だったら見向きもしないような本でも、師匠は全て持って帰るくらいの勢いでした。
目利きが出来るようになるまでには時間が掛ると思いますが、それぞれのジャンルに合わせたそれぞれの販路を開拓するというのも、同じくらい大変なことのように感じました。
今日は多くの本を運んで疲れました。
「カッコいい脚立ですね」と言ったら、手伝ってもらっているからと、いただくことができました。
他にも細々といただきましたが、中にはこんな変わり種もありました。
我が家にピッタリの水タンクになるかもしれませんね。
明日も宿泊施設のアルバイトを休んで古道具屋さんのお手伝いが出来ることになりました。
4月に入ってから突然忙しくなり、今年もご近所さんからの花見のお誘いを断ることになってしまいましたが、今が頑張りどころのような気がするので、しっかりと働いてこようと思います。
おまけ
先週捨てた洗濯機ですが、粗大ごみシールを買っても回収はしてもらえませんでした。
残念ながら出戻りです…。