AI搭載車?と共に越えた死線

昨日は東京の取り壊しが決定しているお宅の建具(窓)を貰いに行きました。

前回の日記:東京視察とジョイフル本田|WAKOS ワコーズ 添加剤 F-1 フューエルワン

 

全てが終わって小屋に戻って来た時にはヘロヘロに疲れていたので、風呂に入った後はブログも書けずに眠ってしまいました。

今日はいつもの倍くらい眠ってしまったし、預かっていた家の鍵の返却に行った流れでお昼をご馳走になりそのままお酒までいただくことになり、、そんな感じで一日が終わりました。

 

今日の日記は昨日のことです。





 

出発する前日の夜、隣町のトヨタレンタカーまでトラックを借りに行きました。

営業時間が8:00~20:00のお店だったので、前日の20:00から翌日の20:00という24時間の契約にしました。

保険に入っても1万円くらいで借りることが出来たし店員の対応も素晴らしく、実際に借りた車も思っていた以上に良い車だったので驚きました。

少し前に利用した建機レンタルのトラックとは大違いでした。

 

当日は朝の5時に起き、運転しながら食べる食料(手作りのおにぎり)を詰め込んだり、猫の湯たんぽに使うお湯を沸かしたりして、ちょうど5時半に自宅を出発しました。

 

自分の車で東京へ向かう時とは違い、本日の20時に車を返却しなくてはならないという約束があるので、この日はあまりコンビニにも寄らずに運転を続けました。

最近のカーナビは凄いもので、2時間も走ると「そろそろ休憩しませんか?」と運転手を気遣ってくれます。

まるで相棒のロボットと一緒にいるようで、トラックの運転席に確かな未来を感じました。

 

カーナビの提案に従い、コンビニ休憩を入れることにしました。

 

積み込んだ荷物が崩れ落ちないように、荷台の両サイドに板を立てたかったのですが、合板のような大きな板がなかったので、以前古民家からいただいて来た木戸を持って来ました。

また左右に張り巡らせたゴムバンドは、アルバイト先でピックアップトラックに山積みしたゴミ袋を押さえるゴムバンドを思い出し、今回の運搬に合わせ自作したものです。

 

今回借りたトラックは、カーナビ搭載というだけでも驚いたのですが、オートマだしETC車載器まで付いていました。

コメリのレンタカーには付いていなかったのですが、この車にはアクセサリーソケットもあったので、インバーターを持ち込めばパソコンの充電だって可能です。

 

なんと新品のスタッドレスタイヤまで装着してくれていました。

トラックとは思えないほど乗り心地も良かったので、今回のレンタカーには満足でした。

 

 

行き先が東方面なので、日が登ったと思ったら今度はその陽射しに悩まされました。

しかし僕にはこのサングラスがあります。

これはイーグルアイというもので、NASAの技術を応用しているなどという宣伝文句につられ買ってしまったものです。

購入当初はゴルゴ13のサングラスみたいで恥ずかしかったのですが、サングラス越しにみた世界はなんだか不思議な感じになるので、今では案外気に入っています。

 

山梨から神奈川県まではおよそ2時間掛かり、そこから30分ほどで東京に到着しました。

目的地までは更に1時間以上掛かるのですが、このトラックは若干目線も高いし馬力もあり、非常に運転が楽だったので苦にはなりませんでした。

 

この日の道路は非常にスムーズで、大きな問題もなく目的地に到着することが出来ました。

※道中カーナビの指示を読み間違え、ちょっと不思議な場所に迷い込んでしまったのですが、長くなりそうなので割愛します…。

 

真鍮製の鍵

今回の目当ては「ガラス窓」なのですが、この家は明日にも取り壊されるということで、あらゆるところで『勿体無い…』と思ってしまいました。

 

これらのガラス窓を取り外しては家の外に運び出しました。

可能な限り網戸も外したので、僕が去った後は開口だらけの不用心な家になってしまうと思ったのですが、全ての窓には「雨戸」がついていたので、最後はこの雨戸を引っ張り出し、閉めてから出ていくことにしました。

最近は雨戸がないという家も多いので、こんなところでもやはり昔の家は立派だと思いました。

 

自作のゴムバンド以外にも、ロープとラチェット式のバンドを使って縛りました。

 

今回のこの搬入には、早ければ1時間、どんなに遅くても1時間半あれば終わると思っていたのですが、終わってみればゆうに2時間以上が経過していました。

2mを越える窓ガラスは思った以上に重かったし、木枠が膨張しているのか取り外しに苦労したり、最後の積み込みやロープワークも慣れていなかったので時間が掛かってしまいました。

時間が押していたとしても、この荷物を積んだまま高速道路を走りたくはなかったので、時間を気にしながらも下道をのんびりと帰るしかありませんでした。

 

しかしそうのんびりとは出来ない事件が起きてしまいました…。

 

先ずは手を洗ったりうがいをしたかったので、直ぐ近所のコンビニに寄ることにしました。

ウインカーを出してコンビニの敷地に入ろうと縁石を乗り越え右折したその瞬間、、

 

「ガシャーン!」

 

あれだけキツく縛ったロープが緩み?ガラス扉が片側に倒れ込み、何枚かのガラスが割れてしまったようでした…。

 

駐車して状況を確認したところ、片側のロープが殆ど外れていました。

本来トラックの荷台で荷物をロープで縛る場合は、「万力結び(南京結び)」という緩まない結び方をしなくてはならないのですが、僕はしばらくこの結び方から離れていたので結べる自信がありませんでした。

その為ゴムバンドを買うことにしたのですが、やはりこれだけの重量物を運ぶ時には、必ず「万力結び(南京結び)」をマスターしておかなければならなかったのだと反省しました。

不幸中の幸い、寄ったコンビニはセブンイレブンでした。

すぐにYouTubeに繋ぎ、「万力結び(南京結び)」の動画を視聴しました。

参考にした動画:万力結び(南京結び)の解説  株式会社栄興運

 

荷物を積み直し、今度は「万力結び(南京結び)」で縛りましたが、だからといって安心と言い切ることは出来ません。

いつまた崩れるのではないかと不安で、数秒に一回はバックミラー越しに窓ガラスの位置を確認するような感じでトラックを走らせることになりました。

山道では後続車が来る度に路肩によって道を譲りながら、ゆっくり運転を続けました。

もう二度とやりたくないと思うくらい神経をすり減らし、しまいには胃が痛くなる程大変な運転でした…。

 

渋滞にも巻き込まれたので帰りは行きの1.5倍くらい時間が掛かってしまいましたが、その後は何とかガラス窓が倒れてしまうようなこともなく、(少し曲がってしまいましたが、)無事に帰宅することが出来ました。

しかしここで気を抜いてしまう訳にはいきません。

いまから直ぐに荷台の荷物を下ろし、割れてしまったガラスを掃除し、なんとか20時までにはトラックを返却しなくてはならないのです。

しかも次の日は雨だか雪が降るという予報なので、下ろした荷物にはしっかりと雨仕度もしなくてはなりませんでした。

 

終わってみれば割れたガラス窓は小さい物が2枚だけだったし、トラックも数十分は余裕を持って返却することが出来ました。

今日ほどボタン一つでお湯が張れる風呂が欲しいと思ったことはありませんでした。

ヘトヘトのまま薪を運び、薪ストーブでお湯を沸かし、シンクで頭を洗って布団に入ったら、溶け込んでしまうように眠りに落ちてしまいました。

 

そんな訳で今日はいつもの倍近く眠ってしまったのでした。

また同じようなことがあるとすれば、もう少し積み方を工夫したり、少なくとも「万力結び(南京結び)」はマスターしておこうと思いました。



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