孟子の性善説、荀子の性悪説とがありますが、どちらにしても人間には善と悪の両面が内在しています。
その時の気分や、後々の影響を考え、身の振り方を決めているのだと思いますが、もし仮に自分にだけ、全ての人間を屈服させてしまうような強大な力が手に入ったとしたら、人はどのようになってしまうのでしょうか?
例えばスーパーカーを手に入れたとしたら、意気揚々と夜のハイウェイを走りたくなるだろうし、仮に若くして富と名声を手に入れたとすれば、臆することなく同窓会にだって出席出来たはずです。
今回僕が紹介しようとしているTVアニメは、「いぬやしき」という、2017年10月より、フジテレビ “ノイタミナ”にて放送されたものです。
このアニメは、奥浩哉による同タイトルの原作があります。
奥浩哉といえば、はやり「GANTZ」だと思います。特に初めの頃は夢中になって読んだマンガでしたが、ここでは割愛します…。
僕はこのアニメを、Amazonビデオにて視聴しました。
全11話ですが、Amazonプライムに加入していれば、全話無料で楽しむことが出来ます。
話は戻りますが、このアニメでは、とある男が世界を屈服させてしまうような力を偶然手に入れてしまいます。
しかしその力を手に入れたのは一人ではありませんでした。
[最強の力を手に入れた2人の男たち]
犬屋敷 壱郎(いぬやしき いちろう)
冴えないサラリーマン、犬屋敷壱郎は、会社や家庭からも疎外されている。
人を助けることで自分が人間であると実感する。
獅子神 皓(ししがみ ひろ)
母親や幼馴染の「チョッコー」など、近親者には優しいが、基本的に他人に対する興味が薄い。
人の死に触れることで自分が人間であることを実感する。
[キーパーソンの2人]
安堂 直行(あんどう なおゆき/チョッコー)
同級生からのいじめによりひきこもるが、力を手に入れた獅子神により助けられる。
しかし獅子神の力の使い方に恐怖を覚え、不信感を募らせる。
渡辺 しおん(わたなべ しおん)
チョッコーを助けた獅子神に好意を寄せる。
追われていた獅子神を匿い、誤った力の使い方を改めさせることに成功するのだが…。
僕はネタバレが大嫌いなので、あまりに書き過ぎるのはやめておこうと思います。
「いぬやしき」はマンガでも読んでいるのですが、TSUTAYAでのレンタル本だったので、じっくりとは読めなかったのかもしれません。
僕はTVアニメの「いぬやしき」の方が楽しく観ることが出来ました。
『しかし最後の終わらせ方は…。』
そうそう、犬屋敷 壱郎に拾われ、壱郎の部屋で飼われている犬はとても可愛いので必見です。
[おまけ]
全身義体の壱郎
背中のジェットエンジンにより、自由に空も飛ぶことが出来ます。
とんでもないです。
[おまけ2]
マンガからアニメ化した「いぬやしき」ですが、なんと実写映画化が 2018年4月20日に予定されています。
詳しくは下記をクリックして下さい。
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