制作中の薪風呂は、風呂桶をダクトでぐるっと一周囲んで、排熱を有効利用する仕組みです。
ダクトを使えば煙が漏れ出る心配がなくなるのですが、その代わりに薪ストーブの煙突と同様に、ダクト内を定期的に掃除してやる必要が出てきます。
つまり掃除口を作らなくてはならないので少し大変なのです。
今日は掃除口に使うメガネ石を型枠から取り出しました。
鉄筋や煙突やダクトの位置関係があるので、それぞれ少しずつサイズが違います。
型枠にコンクリートを流し込む際は、隙間が出来ないように棒やペグなどで良く突いてやる必要があるのですが、これをサボると右のように隙間だらけになってしまいます。
※大規模なコンクリートの打設になると、「振動機(コンクリートバイブレーター)」といって、高い周波数を発生させる機械を使うことになります。
メガネ石の丸穴は、ちょっと大きめに作ったつもりだったのですが、掃除の度にダクトの抜き差しをすることを考えると少しキツめだったので、削らなくてはなりませんでした。
削るといったらグラインダーなのですが、残念なことにガードを外してもメガネ石の丸穴の中で作業するには大きすぎました。
グラインダーは大きすぎて使いづらかったので、インパクトドライバーに砥石のようなものを装着してみたところ調子よく削れたのですが、ここでも残念なことに、この砥石はあっという間に小さくなって使えなくなってしまいました。
最終的にはこのような鉄ヤスリで地道に削ることになりました。
削るといえば、外作業用に用意した新品の鉛筆があります。
これはコンクリートブロックの線引きに使っていたのですが、あっという間に小さくなってしまうので驚きます。
数日でこんなに小さくなります。
コンクリートブロックに鉛筆で線を引くのは、このようにグラインダーで欲しい大きさに切断する為です。
グラインダーで最大の深さまで切り込みをいれた後は、僕はこのような木などにぶつけて割っていました。
今回は失敗です…。
レンガを割る為の、幅広のタガネのような物が売っているので、そんなものを使ったほうが良いのかもしれません。
※軽量ブロックは簡単に割れるのですが、コーナーや横筋用の重量ブロックは、穴の途中までコンクリートが充填されているので、その分切断するのは難しくなります。
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コンクリートブロックやメガネ石の用意が出来たので、後はモルタルを練ってそれらを積み重ねていくのですが、モルタルを練るための水も、モルタル作業で汚れる工具を洗う水もなかったので、今日も用水路の水を汲ませてもらいに来ました。
ついでに家の中で使う生活用水も汲みました。
※両サイドのポリタンクは野外利用専用なのでちょっと汚いです。
偶然なのか意図的なのか分かりませんが、用水路を挟んで左と右では、生えている木が違います。
写真を縦に真ん中で割って、左が「赤松」で右が「カラ松」です
カラ松はそのうちに葉を落としますが、赤松は常緑です。
カラ松はヒノキのように比較的真っ直ぐ伸びますが、赤松は割りとクネクネ曲がって伸びます。
移住したばかりのころは、このカラ松林は全て枯れた赤松だと思っていました。
今では大分見分けが付くようになったので、たまには住む環境を変えるというのも、知識が増えて面白いかもしれませんね。
今日は散髪をしたかったので、明るいうちに作業を止めました。
[おまけ]
夜中にお腹が空いたら困るので、ゆで卵を作っておくことにしました。
これからは真夜中にご飯を炊いたりインスタント食品を食べないように摂生するのです。