クッションフロアのデザイン|コーススレッドの斜め打ち

今日もお客さんは少なかったので、通常の仕事はあまりありませんでした。

しかし先日から、居室の床を貼り直すという仕事が始まっていたので、僕は午前中のうちにゴミ捨てをしてから、少し遠くのホームセンターまで資材を買いに行きました。

いつも行くホームセンターとは違いますが、灯油100Lのお遣いはいつも通りついてきました。

今日行ったホームセンターの灯油コーナーは、一度に4つのポリタンクを相手にすることが出来たので、ちょっと驚きました。

 

僕も達観?したもので、灯油を買ってくるというタスクに対する不満は、今ではあまり感じることがなくなりました。

このように「慣れる」という能力は自分を助けるものだと思いますが、時に寂しさを伴う能力でもあると思います。

しかし、慣れることを寂しいと思ったところで、やっぱりその寂しさにすら、僕は慣れてしまうのです。

寂しさという感情は、どんな場面においてもつきまとって離れないものなのかもしれません。

さっそく午後からは居室の床工事に取り掛かりました。

長年湿気に晒された合板部分が弱り、床がペコペコするようになったと思っていましたが、どうやらそれだけではなかったようです。

昨日床を剥いでみてわかったのですが、どうも大引の数が少なかった為に、床の合板が割れてしまったようなのです。

新たに大引を入れるという案も出しましたが、今回は根太の数を増やすこと、合板には片面がツルツルとした、パネコートというものを使うことになりました。

職場には丸のこの扱いに慣れている人が少ないようで、僕が丸のこを使って合板を切るだけでも、オーナーの奥さんはしつこいくらい、「凄い!」とか「天才!」とか言ってくれます。

今日のパートナーだったBちゃんは、家で一人、動画の編集作業をやっていたら鬱になってしまうという理由から、午後もパソコンを持って職場に残っていました。

床の作業を見に来たBちゃんまでが、「もう内装業でやっていけるよ!」などと褒めてくれました。

彼らは僕をいじって喜んでいるだけなのかもしれませんが、そんな見え透いたおべっかでも、これが延々と続けば変化を起こします。

僕も人の子なので、褒められ続ければ徐々にその気になってきます。

最後の方ではもうノリノリになって作業をしていました。

我ながら情けないと思いますが、まるで神輿の上に乗っけられたような気持ちになっていました。

 

床の工事をしていて気がついたのですが、どうやら自分で自分の床を工事するよりも、他人のために働いた方が、より慎重で丁寧な仕事が出来るようです。

それは、自分のやった仕事が自分の範疇で収まるか、第三者の目に晒されるかの違いが大きいのではないでしょうか。

つまり、自分のやった仕事というのは自分の分身であり、名刺代わりになるのだと思います。

 

僕が次に作る小屋は、第三者の目に触れることがあるかもしれないと思いながら作ろうと思います。

 

根太を沢山いれました。

 

[パネコート]

コンクリートの型枠で使用するために、コンパネの片側にウレタン塗装を施したもの。

 

今回はこの塗装面を床下に向くように取り付けることで、湿気に対応しようと考えました。

普通の合板を使うよりかは幾分、湿気には強くなると思います。

 

[おまけ]

 

普通にコーススレッドを打ち込めるところは良いのですが、、

 

斜め打ちをしなくてはならない場面も出てきます。

斜め打ちのやり方は簡単なので、書いておこうと思います。

 

1.斜めに打ち込むラインを決めたら、コーススレッドの打ち込む場所に、最初は直角で数ミリだけ打ち込みます。

 

2.頭が数ミリ刺さっているだけなので、力ずくで軌道を修正してしまいます。

あとはインパクトドライバーで打ち込むだけです。

 

今日はここまで進みました。

明日、この上にクッションフロアというビニールを貼って、点検口を取り付けたら完成です。

クッションフロアは僕が買って来たものですが、これはオーナーから、写真付きでデザインを指定されていました。

いかにも昭和初期という感じがしてしまい、僕にはカッコ良いとは思えませんでした。

クッションフロアのデザインがかっこ悪いので、この床シリーズは今日でお終いにします。







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