背中から見た世界

麻のシャツを捨てようと一度はゴミ袋に入れましたが、やっぱり勿体なくなり、汗拭きの手ぬぐいにリメイクしようと結局ゴミ袋を漁ることになりました。

チクチクと手縫いで末端の処理をしていくのですが、僕は根気がないので直ぐに飽きてしまいます。

ブログを書きたかったこともあり、今回も途中でやめてしまいました…。

 

シャツの縫い目にかからないように広く生地を切り出すには、左右の脇の下に切り込みを入れ、背中部分を丸ごと使うのが良さそうでした。

背中だけが切り抜かれたシャツなんて服としてはありえないと思いますが、案外前から見るだけなら普通の姿に映るのではないだろうか?

ふと好奇心にかられ、シャツを身につけ鏡の前に立ってみました。

そこには僕の予想通り、何の変哲もないいつものシャツ姿の僕が映っていました。

 

しかし、後ろから見れば当然、貧ぼっちゃまの様に背中は丸出しです。

 

貧ぼっちゃま。

小屋は前面だけ化粧板を貼っているけど、他の三方は未だに防水シートの状態だし、僕の過去もちょっとだけ貧ぼっちゃまっぽいところがあるので、なんだか彼には親近感が湧いてしまいます。

※ちなみにですが、僕のプロフィールの、『落ちぶれても元上流家庭』というのは、貧ぼっちゃまの名台詞をそのまま使わせてもらっています。

 

図らずも僕は、世界で一番貧ぼっちゃまに近い存在になったのかもしれません。

 

 

今日も丸一日何の予定もなかったので、手始めに掃除をすることにしました。

ただでさえ狭い小屋を更に圧迫していた、空のダンボール箱をなんとかしたかったのです。

ダンボール箱は、ネットで買い物をする度に増えますが、スーパーに買い物かごを持っていくのを忘れた日も増えることになります。

レジ袋の有料化が浸透した現在、買ったものを車まで持っていくためにダンボール箱を貰うので、気がつくと小屋の中は空のダンボールだらけになってしまいます。

冬は薪ストーブの焚き付けに便利ですが、出番の殆どない夏は、外の簡易焼却炉で燃やすしかありません。

焼却炉の蓋が閉められなくなるくらいダンボールを突っ込んでも、数分後には少量の煤を残してこの世から姿を消してしまうのだから、火を使って燃やすという知恵は素晴らしいと思います。

こんなことを日中にやったので、暑くて汗をかいてしまいました。

汗をかくと、『何かしなくちゃ…』という強迫観念?が落ち着くようで、その後は涼しい小屋の中に引きこもって昨日借りたホラーのDVDを観て過ごすことが出来ました。

 

もう夏です。

ふと思ったのですが、ホラー映画で涼しくなろうという知恵は万国共通なのでしょうか?

 

シチューを作ろうと買っておいた牛乳が、少し飲んだらとても美味しかったので、あれよというまに半分ほど飲んでしまいました。

 

今日の夕飯は、シメジと玉ねぎと人参とパプリカをバターで炒め、火が通ったら小麦粉をまぶし、半分になってしまった牛乳を入れてじっくりと煮込みました。

塩とコショーだけの味付けですが、これがなかなか美味しかったです。







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