広い場内に砂利を敷くといういかにも大変そうな仕事が入っていたのですが、予定が変わったようで中止になりました。
今日、明日、明後日と、僕にとっては突発的に得た休日です。
せっかくの連休なので何をして過ごそうかと、車を運転しながら考えました。
直ぐに出てきたのは映画館でした。
たまに観る映画はいつも借りてくるDVDです。モニターは小ぶりのネットブックです。
映画館で観たいなと折に触れてはそう思っていましたが、思うばかりでなかなか叶うことはありませんでした。
確か最後に映画館で観たのは「崖の上のポニョ」です。
公開日は2008年7月なので、僕はもう9年間も映画館で映画を観ていないことになります。
少し遠いのですが、眼鏡を買いに行った大型ショッピングモールに映画館が入っていたことを思い出したので、さっそく向かうことにしました。
今日は3連休の最終日だからなのか、道路が渋滞していました。
さっきまで盛り上がっていた映画熱も、クーラーが壊れている車中に長く留まっているうちに冷めていくのが分かりました。
僕が渋滞に飲み込まれている脇を一台のスクーターが、如何にも爽快だといわんばかりにすり抜けていくし、上空では近くにある航空学校の訓練機が二台編成で優雅に飛行していました。
僕にはスクーターが「ライフハッカー」、上空の飛行機は「貴族」のメタファーでした。
すると渋滞の列に並び、汗をかいている僕は何を暗示しているのだろうか?
映画館までは遠いし、その道も渋滞しています。
しかも映画館のあるショッピングモールには一回しか行ったことのないので、迷わずに辿り着ける自信もありません。
仮に辿り着けたとしても、観覧チケットを買うだけにではなく、どうせジュースやポップコーンが欲しくなります。それに休日なので混んでいるかもしれません。
結局映画館へは行かず、いつものTSUTAYAでお茶を濁すことにしました。
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せっかくの連休だし、一度は行こうと思った映画を取りやめたので、その分、今日の夕飯を豪華にすることにしました。
豪華だけど手軽に食べたい気分だったので、輸入食品を取り扱うお店に寄ってレトルトのカレーと、お湯に溶くだけでトムヤムクンが作れるというペーストを買いました。
カレーには、「”マスタードシードとココナッツミルクを使用した南インド・ケララ地方の代表的なフィッシュカレーです。…”」と書いてあります。
僕には思い入れのある食堂が南インドにあります。それこそ掘っ立て小屋のようなその店で食べたフィッシュカレーが最高に美味しかったので、とても楽しみでした。
カレーにはフィッシュフライを乗せたいし、トムヤムクンの材料も必要なので、スーパーでは、「カレイ」と「シメジ」「頭付きのエビ」などを買って帰りました。
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油ハネが嫌だったので灯油コンロを外に出し、「カレイ」の表面がカリカリになるまで揚げました。
1本だけ買ってきたビールは、揚げたてのフライをおつまみに夕飯を食べる前に飲んでしまいました。美味しかったので後悔はありません。
オリジナルのフィッシュカレーに近付ける為に「イワシ」を買おうと思っていたのですが、さばくのが面倒だったので切り身の「カレイ」にしましたが、これは正解だったようです。
野菜を沢山入れたトムヤムクンも、カレイのフライを乗せたフィッシュカレーも、どちらも美味しかったです。
しかし現地で食べた物と比べると、これは全く違うと思ってしまいます。
トムヤムクンのスープはしっかりと味が濃く、カレーはココナッツミルクがたっぷりと入ってコクがあります。
日本で食べる異国の料理は、オリジナルを越えていつも“美味しすぎ”ます。
これはあくまでも日本人の舌に合わせてアレンジしているという意味ですが、僕はどちらも大好きです。
海外の実際を さすらって体得されていて 今の日本の暮らしと
比較できること うらやましいです。
バラス仕事は、腰に来ますね。
今の暮らし、わたくしのようなものからすれば 素晴らしい 旅の途上に
香るのです。 うらやましいな。
小屋暮らしの原点は、バックパック一つで旅をした経験なのかもしれません。
初期衝動を忘れることなく生活に活かしたいと思います。
バラス仕事がなくなって安心しました。あれは本当に大変ですよね。