トリテロ

今シーズンのワークショップでは、小さな子供でも参加できるような価格帯のものを用意したいと思い、「バードコール」というものを検討しています。

バードコールとは、木にドリルで穴を開け、その穴にボルトをねじ込んだものです。そのボルトを閉めたり緩めたりすると、「チチチチチ…」とか「キュキュキュキュ…」などと、音を聞くだけだと本物の鳥の鳴き声と区別がつかないような音を奏でます。

作るのは簡単ですが、後は如何にコストを抑えることが出来るかが問題です。

アルバイト先で何気なく試作品のバードコールを鳴らすと、タイミング良く鳥がその音に反応したように鳴きました。

まさかと思いましたが、もう一度バードコールを奏でたところ、また鳥が鳴き返してきました。

嘘みたいですが、これは何度やっても同じように鳥たちは返事をしてくれます。

誰にも言えない秘密を知ってしまったような気持ちになりましたが、知らなかったのは僕だけだったのかもしれません。

バイトが終わって小屋に戻って来てからもバードコールを奏でてみましたが、当然のように鳥たちは返事をしてくれました。

意思の疎通など出来るわけがないと思い込んでいたので少し怖くなりましたが、きっと直ぐに慣れると思います。

 

鳥たちに呼びかけることが可能になったので、試してみたいことがあります。

それは、バードコールの音をサンプリングし、それを幾重にも重ねます。そしてその音をスピーカーから大音量で流したらどうなるのだろうか…?

本物の鳥からすれば、大編成の鳥たちが一斉に鳴いているように聞こえるのではないだろうか…?

もし、多重録音されたバードコールに次々と鳥たちが集まってくるようなことがあれば、これは面白いことが出来そうだと思います。

かつて、現代アーティスト集団の「Chim↑Pom」は、カラスの剥製を掲げ、カラスが仲間を呼ぶ鳴き声を拡声器から流し、東京の名所に多くのカラスを集めましたが、僕の住んでいる辺りはカラスを見ることは少なく、その代わりに多種多様な鳥たちがあちこちで勝手気ままに鳴き散らかしています。

あいつらを統制出来るとしたら…。

炎天下、、とまでは言いませんが、それでも今日はとても暑く、七分袖のシャツの裾から手首まで15cmくらいが、今日一日ではっきりと日焼けしてしまいました。

今でも少しヒリヒリと熱を帯びています。

シャワーホース片手に洗剤とブラシを持ってあちこちを掃除したのですが、水道水と汗に塗れ、シャツの下に着ていたTシャツはぐっしょりでした。

しかし仕事の後はシャワーが待っているので、変に遠慮することなく存分に働くことが出来ました。

 

食材がなく、また他にもやりたいことがあったので、仕事終わりに隣町まで行きました。

あれこれと用事を済ませて帰ってくると、もう20時を回っていました。

いつもは18時には夕飯を食べていました。

仕事をするということは、その仕事が生活の中心になるのだと改めて気が付きました。

今日は仕事の休み時間に、「犬に育てられたネコの行動が完全にイヌすぎる」という動画を観て頑張りました。

お薦めです。







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