昨日は久しぶりに晴れましたが、今日はまた雨降りです。
雨が降ると洗濯物が乾きづらいので出来れば晴れた日に洗いたいのですが、いい加減洗濯をしなくては着る服がなくなってしまいそうです。
特に靴下が困ります。
この時期は真冬に履いていた厚手の暖かい靴下を履くわけにはいかず、また、くるぶし丈の靴下を履くにはまだ少し寒いのです。
以前コインランドリーで大量の靴下だけを洗いに来ていた男性を見たことがありますが、心のなかで「分かる!」と呟き、勝手に親近感を持ったことを思い出しました。
僕も大量の靴下をもっていれば、きっと洗濯に行く頻度は少なくなると思います。
今回の洗濯では枕カバーも洗おうと思い、洗い替えのものと交換したのですが、カバーを外して露わになった枕本体を見て驚きました。
真っ白だったはずの枕にはしっかりとした汗じみが出来ていたのです。
夏でもないのに汗染みが出来てしまうほど汗をかいたことを意外に思ったのですが、そういえばここ最近は汗をかいてしまうような悪夢を連日みていたことを思い出しました。
夢の世界は現実とは違って支離滅裂ですが、何故かこれを現実と変わらない臨場感をもって体験することになるので、楽しくないわけがないのです。
当然夢のことを書く作業も夢中になるのですが、よほど上手に書き込まなくてはその不思議な情景を頭のなかに思い浮かべてもらうことは出来ません。
また、折角書き込んだところで夢だと前置きをした上での文章は、面白くなるとは思えません。
そうは思っているのですが、ここまで書いて夢の話を書かないのもおかしいので、掻い摘んで書くことにします。
僕が枕に汗染みを作ってしまうほど追い込まれた夢は2つです。
一つは泥棒に遭った夢
もう一つは泥棒をした夢
どちらもろくな夢ではありません。
夢判断というジャンルもありますが、僕の場合は寝る前に観たり読んだりした世界のことが影響しているだけだと思うので、僕が潜在的に泥棒に憧れているというわけではないはずです。
泥棒に遭った夢の舞台は大型バスの中でした。
※2,3人が入ってカーテンを閉めることの出来る部屋がいくつかあったので、もしかしたら船の中だったのかもしれません。
乗客はみんな外国人だったし、僕は背中に大型のバックパックを担ぎ、胸には中サイズのバックパックを担いでいたので、これはバックパッカー時代の夢のようでした。
全ての荷物を担いでの移動ということは、これまでに泊まっていた宿を引き払い、次の街へ移動をする為のバスの中なのだと思います。
夢ということもあり、パッ、パッと場面が何度か飛びました。
場面が飛んだ後の僕は、背中に大きなバックパックだけを担いでおり、胸に担いでいた中サイズのバックパックがなくなっていました。そしてなくなってしまったバックパックを探す為にバスの中を彷徨っていたのです。
移動中のバスの中で自分の荷物がなくなったということは、このバスに乗っている乗客の誰かが隠し持っているはずだと夢の中の僕は思っています。
想像してみるとこれはかなり嫌なシチュエーションだということが分かると思います。
失ったバックパックはバスの中の何処かに必ずあるという設定なので諦めることは出来ません。それに容疑者は全員外国人なのです。
自分はただの旅行者で、警察のような特権を持っていないし、言葉の壁もあるし、多くの外国人に比べれば、フィジカル的に自信があるともいえません。
しかしこのバスの中には僕のバックパックとそのバックパックを盗んだ犯人がいると僕は思い込んでいるのです。
重たいバックパックを担ぎながら、これから一人一人を尋問していくしかありません。
これはかなり面倒な場面です。
夢の中の僕も頭の中がグルグルと回ってしまうくらい、面倒を感じていました。
不思議なことですが、ここらへんでふと夢であることに気が付いたので、僕は早々に「やーめた」と思い、夢から目を覚ますことにしたのです。
次は泥棒をした話を書きたいと思いますが、長くなってしまったので更に端的に書きます。
留守だと思って入った住宅の庭に立っていた電信柱を、仲間と2人で盗み出すというシチュエーションでした。
僕が頑張って電信柱を引っこ抜くと、その電信柱はうまいこと2本にバラけて短くなったので、家から持ってきた一輪車になんとか乗せることが出来ました。
「やった!」と思った瞬間、その住宅からオバさんが出て来てしまったのです。
辺りが凍りついたようになっている中、僕は今直ぐ走って逃げるか、電信柱を盗んだことがまだバレていないことに賭け、オバさんと世話話でもして時間を稼ぎ、電信柱を運ぼうとしている仲間を逃した方がいいのか、瞬時に選ばなくてはなりませんでした。
この分岐点で僕の精神は音を上げてしまい、それと同時に夢も終わってしまいました。
プレイステーションVRを買うことなく、これだけのスリリングな体験が出来るのですから、人間の能力は計り知れません。
ここまでリアルな体験が出来るのであれば、たまには幸福な夢をみてみたいものです。