動物たちの惰眠選手権

我が家の猫たちは、雨が降ると一日中眠ってばかりになります。

1日平均14、15時間眠るライオンなどと同様に、「狩り」をする動物はいつでも容易に腹を満たすことが出来ないので、長く眠ることで体力の消費を押さえるのだそうです。

野生の猫の場合も、雨の日は身体を濡らしてしまうし狩りにも出かけられないので、いつもよりも長く眠ってやり過ごすのだといいます。

もっとも睡眠時間が長い動物は、20時間睡眠の「ナマケモノ」ではなく、なんと「コアラ」だそうです。

コアラは一日に22時間も眠っているそうです。

コアラの主食はユーカリの葉です。ナマケモノはセクロピアですが、これらの葉っぱには共通して「毒」が入っています。長い時間眠らなくてはならない理由は、この解毒の為に多くのエネルギーを使うからだそうです。

人間が食べすぎた時に動かずじっとしたり眠ったりするようなことを彼らは日常的に行っているようなものなのです。

毒の入っていない葉っぱを食べることが出来れば良かったのでしょうが、野生の世界は厳しいようです。

反対に、睡眠時間の少ない動物は「草食」が目立ちます。

キリンや馬やロバなどは、2時間~3時間程度と、とても睡眠時間が短いです。

これは食べている草が低カロリーなので、睡眠時間を削るくらい、食べることに多くの時間を割かなくてはならないからだといいます。生きるためのカロリーを得るために、一日中草を食べているのです。

また、肉食動物に捕食されないように起きているという側面もあるそうです。

意外と知らない動物たちの睡眠時間|ふとん・寝具の東京西川

 

動物たちの睡眠時間を調べてみて思ったことは、我が家の猫たちはそれほど眠る必要がないのではないだろうかということです。

我が家の猫は狩りに行く必要がなく、外敵もいません。

好きな時に餌場まで来て「ニャー」と鳴けば自動で食べ物が手に入ります。出てきたものを食べないでいると、また違った味の食べ物が出てきます。

狩りが上手くいかず飢えることもある野生に比べたら非常に恵まれた環境だと思いますが、それでも我が家の猫は雨が降ればいつもよりも長く眠るのです。

「今日は雨降りだから寝て過ごすか…」

このように自分のことを合理的でクレバーな猫だと思っているのかもしれません。

 

僕も今日は雨降りでやれることが少なく、手持ち無沙汰になってしまいました。

16時台には夕飯を食べ終わり、ブログを書いている今も外はまだ明るいです。

雨の日の気だるさにかまけて早めに眠るというのもありですが、明日以降のことを考えてると自重してしまいます。

環境に合わせて睡眠時間が変わるのは当たり前だと思うので、世間体を気にしすぎることなくもっと動物的感覚を大事にしてみるのもいいのかもしれません。







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