誰かが死ぬと大変です。
近いところでいうと、僕が20代の頃に祖母と父親が相次いで死んだので、その時はとんでもなく大変でした。
当時の僕にとって何が最も大変だったのかというと、それはズバリ「葬儀費用」でした。
仕事を長期で休むことや煩雑な事務手続き、家の片付けだけでも大変でしたが、諸事情あって僕ら一家は貧しかったので、葬儀に掛かる費用を捻出することが出来なかったのです。
父親が死んだことで、お金のこと以外にもたくさんの問題が降り掛かって来たので、それらの問題解決のために何度も区役所に行ったり、その他にもたくさんの人たちと会わなくてはならなかったりしたのですが、肝心のお金の問題だけは最後まで残ったままでした。
当時の僕は真面目だったので、当たり前のように自分たちでなんとかしなくてはと必死でした。
役所の回答としては、(低金利で?)お金を貸すことは出来るというようなことは言われましたが、しかしなぜ僕らが借金を背負わなくてはならないのかと複雑な気持ちになったことを覚えています。
結局借金を背負うことなくなんとかなったのでもう良いのですが、今日僕が言いたかったことは一つです。
『人が死ぬ度に大金が吹っ飛んでいく仕組みは異常。』
高校や大学の無償化は素晴らしい(羨ましい…。)と思うけど、その流れで葬儀費用も無償化にならないかなと思っています。
もちろん豪華な葬儀が必要な人は勝手にやってくれたらいいので、最低限のことくらいは国で面倒をみてもらいたいと思っているのです。
僕としては、人間だって犬猫だって、死んだら庭に穴を掘って埋めるくらいで良いと思っているのですが、しかし国はそれを許しません。
国はルールに則りなさいと厳しいことを言いますが、いざそのとおりにしようと思っても、費用は全てこちら持ちなので、それはちょっと厳しいと思ってしまいます。
今日はちょっとだけ政治的なことを書いてしまいましたが、それはこのニュースを読んだことが切っ掛けでした。
関連記事:遺体を堆肥化する「エコロジカル埋葬」 土葬も火葬もしない第3の方法とは?|(Newsweek)
第3の方法といえば「鳥葬」を想像してしまいますが、さにあらず。
もの凄く簡単に書くと、遺体を凍らせ、細かく砕き、地表の浅いところに埋めて堆肥化させるといったもののようです。
"「プロメッション」の手順 (特許と商標を取得済み) 1.病院や葬儀所で、遺体をマイナス18度で凍らせる。 2.3日ほどして、プロメッション施設へ。遺体を木製の棺に寝かせ、装置の中へ入れる。装置内で遺体と棺が別々になり、遺体をマイナス196度の液体窒素に浸して凍らせる。 3.遺体と棺を振動させると、粗い粉になる。 4.この粉をフリーズドライ機にかけて、水分を抜く。 5.歯の詰め物や手術で体内に入れた金属を、金属セパレーターを使って除く。 6.おおよそ体重の30%になった粉末(水分以外のすべての物質)を、骨壺よりも大きい生分解性の棺に入れる。 7.土の浅い部分(深さ30~50センチメートル)に埋める。 8.土の状態にもよるが、湿気が棺に入り、土中微生物の働きにより約1年で腐植土になる。"
僕にとって葬儀は(お金の面で)恐怖の対象でしかなく、特に当時は苦しめられたので、「葬式は、要らない」的な本を読み漁ったこともありましたが、今回の「プロメッション」のような新しい埋葬方法が増えていけば、今後誰かが死ぬ度に(経済的に)苦しめられる人の数も減っていくような気がします。
※最近は密葬(家族葬)も増えて来たようですが、それでも決して安くはないので、完全無料化になれば良いなと思っています。
“日本人の葬儀費用は平均231万円。これはイギリスの12万円、韓国の37万円と比較して格段に高い。浪費の国アメリカでさえ44万円だ。実際、欧米の映画等で見る葬式はシンプルで、金をかけているように見えない。対して我が国といえば…|葬儀は、要らないより抜粋”
(下に「おまけ」があります。)
おまけ
またモグラの痕跡をみつけました。
地中で暮らす動物がいると思うと、まだまだ世界は広いなと思います。
値札を見て『高いな…。』とは思ったのですが、良いものを買っておいたほうが結局は得だということも多いので、物は試しと思い切って購入しました。
裏面(表面も)などをよく読まなかった僕が悪いのですが、(味好みのような)小袋が5つしか入っていませんでした…。(たったこれだけか!)
iPhoneに貼っていた保護フィルムが割れてしまい、カメラ機能に支障が出てしまったので、また100円ショップで保護フィルムを買ってきました。
ちゃんとiPhone6s対応だと書いてあるものを買ってきたのですが、僕のiPhoneの画面サイズよりもずっと大きかったので驚きました。
ハサミで切ってリサイズしようと思ったのですが、このフィルムは薄いガラス製なので、ハサミを入れた途端、バキバキに砕けてしまいました…。
よくよく読んでみると、iPhone6sの前に「Plus」という文字が書いてありました。
『Plusってなんだ…?』
※本気で知りませんでした…。
おしまい。