虫日和

明日は待ちに待った大雨が降るかもしれません。そんな予報が出ています。

しっかりと500Lの雨水タンクを満水に、そして畑の作物に水を与えてもらえそうです。

 

これからの季節は町の人口が一気に膨れ上がります。

そのため昼間に水汲みに行くと順番待ちになることがあるので、最近は夕食後の暗くなってから汲みに行くことがあります。

人もおらず涼しくて気持ち良いのですが、広い通りに出るまでは虫が多くて驚きます。中学校にある大きなグラウンド照明にはおぞましいほどの羽虫が集まっていたし、コンビニの入り口では業務用の大きな扇風機を回し店内に虫を侵入させない為の対策を講じていました。

 

虫で思い出しましたが、今日はなんと巨大なクワガタを見つけました。

どうしてそうなったのかは想像もつきませんが、我が家の庭でお腹を上に向けてもがいていたのです。

子供の頃にだってみたことがないほどの大きさだったので、写真を撮ろうと作業台の上に乗せると、何を勘違いしたのか前足を持ち上げ僕に対して威嚇をしています。

カメラアングルを変えようとクワガタを支点に360度グルッと回る僕に対し、威嚇のスタイルを崩さずクワガタも、僕に背中を向けないようにと一周回ってしまうので、一向に違う表情をカメラにおさめることが出来ませんでした。

取り敢えず黒糖を溶かしたシロップを持ってきて舐めさせようとしましたが、まったく相手にしてもらえませんでした。

彼はそれどころではないといったふうに、さっさと赤松の木を上へ上へと登っていってしまいました。

 

夜になって調べてみたところ、「ミヤマクワガタ」だと判明しました。

控えめに言っても8cmくらいはありました。

 

子供の頃から僕はカブトムシよりも断然クワガタ派です。

子供の頃にクワガタを探しに行ったのはだいたい近所のお寺でした。

基本的には3、4cmくらいのコクワガタしか採れませんが、極稀にノコギリクワガタが出現するという印象です。

「ミヤマクワガタ」を採った奴がいるという噂だけは耳にしましたが、実際に自分では捕まえたことはありませんでした。

僕の人生で「ミヤマクワガタ」を捕まえることがあるとは思いませんでしたが、今となっては自慢出来る友だちはいないし、残念ながら僕自身も子供の頃と同じテンションでははしゃげません。

 

この辺りには「オオクワガタ」もいると聞いています。

昔はオオクワガタのことを「黒いダイヤ」と呼ぶ人が出るほど、高値で取引されていました。

今ではどうなのか分かりませんが、もし大きなサイズの「オオクワガタ」を見つけることが出来れば大儲けが出来るかもしれません。

希少なクワガタを乱獲すべきではないとする善良さと、欲に目がくらんだ邪な気持ちとの間で、僕を大きく揺さぶってくれることでしょう。

 

虫と一口でいっても、中には人間にとって良からぬものもいます。

例えば「ブヨ」という、蚊より小さな吸血する羽虫がいます。

これに刺される痛みは蚊よりも少し強く、刺された後の痒みは、蚊よりも何倍も長引きます。また、人によってはとても腫れてしまいます。

今日は風呂場で裸になった時にくるぶし辺りを刺されてしまい、その後1時間くらいはずっと掻いていました。

刺された後の傷も治りにくいので、そろそろブヨ対策を考えなくてはなりません。

 

ここで締めようと思っていたのですが、もう一つありました。

家の裏の差し掛け小屋の柱の中に、クマバチ(クマンバチ)が穴を開けて入っていきました。

嫌だなとは思いましたが、クマバチは基本人を刺さないので許すことにしました。







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