台風19号の後遺症|灯油ストーブの話

自己啓発セミナーというのは、受講した直後は、駄目だった自分が理想の自分に生まれ変われるかのような気持ちになるのだそうです。

高揚感に包まれ、まともな判断が出来なくなる姿は、催眠商法とも似ているのかもしれません。

※催眠商法とは、地域のおばあちゃんなどを、無料の洗剤やラップ、マッサージなどで言葉巧みに誘い出し、本命の羽毛布団を超高額で売りつける類のものです。

自己啓発セミナー、催眠商法に共通するのは、その場を一歩離れた瞬間から、それまでの情熱がみるみると失われていくところだと思います。

パンパンに膨れ上がった風船が、少しずつですが確実に萎んでいく感じです。

 

今回の台風19号も、

 

『死ななくて良かった…』

『今生きていることに感謝しなくちゃな…』

『災害に強い家づくりを考えなくては…』

 

などと、自らを省みて、これからはもっと前向きに頑張っていこうと思い直す良いきっかけになりました。

しかし「311」でもこれだけ薄まるのだから、今回の台風だって、僕は当然のごとく忘れていくのだと思います。

困ったものだなと思いますが、しかしこれが人間なのでしょう。

 

夜布団にもぐった瞬間や、朝ごはんを食べるときなど、台風のショックからか、『ありがたや…』といった、ちょっと神妙な気持ちになることがあります。

 

・灯油ストーブの話

 

これは師匠の家の片付けで出てきた着火剤です。

 

風呂の焚き付けに使ってみました。

ずっとライターで火をつけているような感じになるので、下手に扇いだりせず、じっと火が広がっていくのを見守りました。

僕は普段、自然界の着火剤とも呼ばれる、「松ぼっくり」を着火剤代わりに使うのですが、やはりお店で売られている着火剤の方が便利だと思いました。

しかし僕は松ぼっくりで事足りることしかしないので、お金を払ってまで着火剤を手に入れる必要はなさそうです。

 

先日、ストーブの給油中に誤って灯油を溢れさせてしまいました。

慌てて新聞紙やティッシュなどで拭き取ったのですが、、

 

なんとこれが抜群の火付け役となりました。

なんかちょっと邪道な気もしますが、取り扱いにさえ気を付ければ、最高の着火剤になるのかもしれません。

改めて、灯油は有能だと思わされました。




話が逸れましたが、本題の灯油ストーブに戻ります。

このストーブは、去年業者市場で見つけてきたものです。

アラジンという灯油ストーブを2台持っていますが、ちょっと火力が弱いことと、替芯が直ぐに駄目になってしまうことに辟易として購入しました。

僕が買ったこのストーブは「コロナ」社のもので、同型のストーブを持つご近所さんいわく、「長年使っているけど、これまでに芯交換なんてやったことがないわ!」だそうです。

 

薪ストーブ同様、灯油ストーブも天板に鍋を乗せれば調理だって出来る優れものです。

 

まだ真冬ではないので当たり前かもしれませんが、直ぐに部屋が温まるし、ロフトの上は暑いくらいです。

良いものを買ったと思っていましたが、肝心なことを忘れていました。

灯油は有料だったのです。

 

灯油ストーブのコスト

日没から火をつけて、寝る少し前まで使います。(5~7時間くらい)

前回は5日でタンクが空になりました。

ストーブのタンク容量は(おそらく)7L。

我が家の近所では、灯油は1Lあたり88円で購入できます。

 

一日あたりの費用は… およそ123円

一ヶ月あたりだと… およそ3800円

 

雑感

ストーブの燃焼時間の短縮や芯の繰り出しを短くするなど、もう少し灯油の節約は出来そうですが、今後更に寒くなっていくことを考えると、灯油ストーブだけで越冬するのは、少し大変かもしれません。

朝の僅かな時間などに灯油ストーブを使うのは構いませんが、やはりメインの暖房には薪ストーブを使いたいと思いました。

 

目標

薪集め&薪割りを頑張る。

 

おしまい。



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