朝から物干し竿一杯の洗濯物を干し、近所の川へ行って泳ぎ、、というか流れに逆らって遊んだりして、帰宅後はたっぷりと夕寝をしました。
夏の良い一日だったと思います。
・世間的にはお盆シーズン
何処へ行っても混んでいますが、水汲み場まで行列になってしまうのは困ります。
「水汲み」が出来ないとなると、これは僕にとって死活問題です。
スーパーでもらえる「氷」がすっかり無くなっているときにも同じように思うのですが、しかし今の(不自由な?)生活は、僕が好き好んでやっていることなので、人のいなくなる夜を待ってから水汲みに行くなど、対策しなくてはなりません。
夜中の水汲み
涼しくて気持ち良かったです。
・古道具の天日干し
晴れた日にすることといえば、「天日干し」です。
風通しの悪い倉庫の中の荷物を外に出して、洗ったり干したりしました。
昔の日用品は、今よりもずっと木製品が多いです。
カビさせないように、定期的に天日干しをしなくてはなりません。
手間ではありますが、プラ製品には無い雰囲気が気に入っているので苦労ではありません。
木製品同様、革や掛け軸などの紙製品も保管が難しいです…。
・斎子の”突き抜けた瞬間”
古道具の片付けをしていたら、一冊のノート(スケッチブック?)が出てきました。
とある建築学科の斎○○子さん(以下斎子)の歴史を覗き見していたところ、“突き抜けた瞬間”があったので紹介しようと思います。
50/5/22
斎子の一番最初のページは、「三井ハウス」のカタログ?をみて書いた戸建住宅の絵でした。
赤ペンの先生?からは、「名建築をえらんで下さい」と書かれています。
また、屋根や窓の細かいところを指摘されています。
斎子が次に参考にしたのは、「住まいと暮らし(74年2月号)」という雑誌でした。
参考にした雑誌が悪かったのか、赤ペン先生からは、「A + U」とか「新建築」などを薦められます。
50/6/6
「名建築を選べ」とか、具体的な雑誌名などの助言をうけた斎子が次に選んだ建築は、近代建築の三大巨匠の一人、「フランク・ロイド・ライト」による、「デビッドライト邸」でした。
この短い期間に何があったのでしょうか。
別人?と思ってしまうほど、とても上手になったように感じました。
赤ペン先生からも、「建物の表現はよくなりました」と褒められています。
50/6/13
今度もまた、近代建築の三大巨匠の一人、ル・コルビュジエによる建築物(Couvent de la Tourette)をチョイスした斎子。
前回褒められたことで更にやる気が出たのか、書き込みが凄いです。
赤ペン先生からも、「VG」と手放しで褒められています。
50/6/20
続いては「丹下健三」による、「東京カテドラル聖マリア大聖堂」です。
ここにはもう、三井ハウスのカタログを参考にしていた斎子の姿はありません。
赤ペン先生も、もう「good」としか書きません。
50.6.27
最終的に斎子は、窓ガラスを描くようになります。
赤ペン先生からも、当然のように「Very Good」を獲得します。
みるみるうちに成長していく姿は、赤ペン先生のみならず、覗き見をしていた僕まで感動してしまいました。
特に若者は、なにかのきっかけで急激に成長することがあるので素晴らしいと思うのですが、しかしこのスケッチブック、、斎子に返すことは出来ないし、さてどうしたものか。
売ってみようかな…?
おしまい。
斎子さんのスケッチブック、グッと来ました。最高ですね。
「人に歴史あり」ですよね…。