仕入れて来た古道具のメンテナンス|秤にリベット、バケツの文字消し、革鞄、鉄脚、灯油ストーブ

前回仕入れてきた古道具の反省やメンテナンスについて、今日は書いていこうと思います。

古道具というだけあって、古いお宅の納屋やお蔵などに、長い間眠っていたものが多いのですが、そのままではとても汚くて、僕は売ろうと思えません。

買い取ったものを市場に持っていくのであれば、それほど掃除をしなくてもいいのかもしれませんが、骨董市やフリーマーケット、インターネットで小売する場合には、掃除とメンテナンスが必要となります。

※人によって考え方は様々なので、中には一切掃除もメンテナンスもしないという人もいるようです。

 

前回仕入れてきたもの。

 

・秤たち

前々から欲しいと思っていた秤です。

お風呂場に置いて体重を量ろうと思っていたのですが、、

 

本来穀物やお米などを量る用途の秤なので、自分が乗っかってメモリを見ると逆さまになってしまうという欠点がありました…。

 

目当ては上の秤でしたが、これらもセットで付いてきました。

分銅が付いていたり付いていなかったりしますが、ボクシングやK-1などの計量でもこのようなタイプの秤を使っているだけあって、とても正確に計測出来るような気がしました。

問題は、どうやって売るかです…。

 

4個中3つが、天板のビスが取れていました。

 

リベットで修理しようと思います。

溶接することが出来ない僕には、リベットが何かと重宝しています。

この安さだったら、損はないと思います。

※リベッターは文句なしに安いのですが、案外リベットが高くつくかもしれません。

 

ビスが取れてしまっているよりはマシだと思います。

 

・ブリキのバケツ

師匠が持ってきたバケツが誰にも落札されずに流れてしまったので、僕がもらいました。

この手のバケツには、「祝上棟」と書かれていることが多いので、なにかと思って調べてみたところ、どうやら山梨では、上棟式でこのようなバケツを配るのだそうです。

しかし売り手からすると、このような書き込みはマイナスなので、なんとかして消したいと思います。

 

先ずはエタノールを試してみました。

左のバケツだけキレイに消えましたが、他の2つは全く駄目でした。

消えないバケツとの違いは一体なんなのでしょうか。

もしかしたら書き込まれてからの期間の長さなのかもしれません。

 

続いてはビカールを試してみます。

つまりコンパウンドです。

金属磨き以外にも、何かと重宝するのでお勧めです。

 

エタノールとピカールを使っても、どうしても消えないバケツが一つありました。

最後は耐水ペーパーを使いました。

耐水ペーパーを使うと傷が残ってしまうので、出来るだけ細かい(番号が大きい)もので頑張ったほうがダメージは少ないです。

 




・革鞄

家には5つもあるので、もう鞄は要らないのですが、誰も買わずに流れてしまうのを見るのが辛くて、つい買ってしまいました。

全部で5つ買ったのですが、なんとか使えそうなのは2つしかありませんでした。

僕はカッコいいと思うし、ダンボール代わりに使うことが出来ると気に入っていますが、なかなか売れるものではありません…。

 

切れている皮のバンドや取っ手などは、思い切って取り外してしまいました。

 

家にあった適当な保護クリームを塗り込んだらお終いです。

 

お終いかと思いましたが、良く見ると前の持ち主の名前があったので、これもピカールで擦り落としました。

ピカールは便利です。

 

・アイアン製のシーラー

業務用のシーラーを仕入れました。

 

後で気がついたのですが、少年時代に一時だけお米屋さんの配送のアルバイトをしていたのですが、そのお店に、全く同じものがありました。

お米をビニールに詰め、このシーラーでパウチさせて貰った経験があったのですが、このアルバイト自体の思い出は、あまり良いものではありませんでした…。

小屋に電気が来ていれば、もしかしたらゴミをパウチして捨てたりと重宝したかもしれないのですが、今回は鉄脚として買ったので、思い切ってバラしてしまいます。

 

この上に天板を乗せたら完成です。

 

売ろうと思って仕入れてきたのですが、気に入ったのでしばらく使うことにしました。

 

・コロナの灯油ストーブ

我が家には薪ストーブがあるし、灯油ストーブも、アラジンを2つ(3つあったのですが、1つは去年売りました。)持っているのですが、また実用としてストーブを買ってきました。

次の冬は薪が不足しそうなので、灯油ストーブを併用しようと思っていたのですが、アラジンでは火力不足だし、何より替芯が高すぎます。

 

近所のお宅にお邪魔した時に使っていたストーブがこれと同じもので、とても暖かかったことと、なんと長年使ってきたにも関わらず、未だ芯を取り替えたことがないと言っていたので、僕もこれが良いなと思っていたのです。

※アラジンを使っていた時は、2シーズンに1度は芯を取り替えていました。

 

市場で安く仕入れることが出来ましたが、当然古いものなので、かなり汚れていました。

 

灯油タンクの中のサビを擦り落としたかったのですが、手が入り辛かったので、便利なアイテムを持って来ました。

 

何に使って良いのか分からなかったのですが、捨てずに保管しておいて良かったです。

 

早速新しい替芯を注文しました。

 

本体に装着されていた芯を取り外してみると、特に先端が燃えて短くなっている様子もありませんでした。

しかし灯油タンク内の錆がたくさん付着していたので、新品の芯と交換します。

 

今は灯油が切れているので試していませんが、きっと大活躍してくれると思います。

替芯を買うと、交換方法が詳しく書かれた説明書が付いくるので安心です。

 

鍋やベンチ、木箱など、まだ他にもあったのですが、この辺りで締めようと思います。

 

古物を扱うには、どうしても掃除やメンテナンスなどがついて回りますが、この作業が好きになれたら、それはもう「天職」といっても良いのかもしれません。




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