軽自動車を手放す4つの方法|さらばジムニー

車を新しく買い替えたので、今まで乗っていたジムニーを手放さなくてはなりませんでした。

ここしばらくはジムニーのことで頭を悩ませていたのですが、遂に本日、ジムニーを手放してきました…。

ジムニーを手放す方法として、以下の4通りの中から選んだのですが、その顛末について書いていこうと思います。

 

・中古屋さんに売る

・廃車にする

・インターネットで売る

・誰かにあげる

 

中古屋さんに売る

もっとも手軽で、後腐れがなさそうだったので、先ずはインターネットでよく見る「一括査定」なるものを試してみました。

ジムニーの車検証を手元に持ってきて各項目に記入、「申し込みボタン」を押すと同時に、携帯電話が鳴り出しました。

インターネットで申し込んだので、各社からおおよその買取金額がメールで届くのだと思いこんでいたので、まさかその電話が車屋さんからのものだとは夢にも思いませんでした。

インターネット上で書き込んだことを更にもう少し詳しく話したのですが、とにかく見てみないことにはわからないということでした。

「一度店舗まで持ってきてもらうか、我が社の査定員がお伺いします。」

そのようなことを言われたのですが、査定員に来られるのは嫌だったし、既に任意保険を外したジムニーで中古屋さんに行くのもちょっとリスキーだし、そもそも買い取ってもらえるのか不安でした。

なにせもう20万キロを超えるオンボロジムニーなのです。

「こんな状態のジムニーですが、本当に買い取って貰えるんですかね…?」

すると電話口の人が査定員の人に聞いてくると言って、離席しました。

「なんか駄目っぽいみたいですぅ…。」

 

中古屋さんに売る2

近所に個人経営の中古屋さんがあるので、買い物ついでに寄ってきました。

「20万キロを超えたジムニーがあるんですけど、買い取ってもらえますか?」

「ごめんなさい、ちょっと無理ですね。JA11だったら良かったんですけど…。」

僕のジムニーはJA12という型式なのですが、更に古いJA11の方が人気なので、仮に20万キロを超えていても売れるとのことでした。

 

もう車屋さんで売ることは諦めました…。

 

廃車にする(※永久抹消)

車屋さんには買い取ってもらえなかったので、次は廃車にする方法を調べました。

少し考えれば分かることだったのですが、廃車にするにはジムニーをスクラップにしなくてはなりませんでした。

車検に通すには少し手間が掛かりますが、まだまだ走れる車だし、思い入れのたっぷりと詰まった車なので、とてもスクラップにしようとは思えませんでした。

※車検の切れたジムニーを停めておくほど大きな土地ではないので、「一時抹消」にして保管するという選択肢はありませんでした。



インターネットで売る

初めて買った軽バンもジムニーも、僕はインターネットの個人売買で手に入れました。

だったら今度は僕がインターネットで売ればいいじゃないかと調べ始めたのですが、インターネットで車を買うのは良いけど、売るのは嫌だという人の意見が散見されることに気が付きました。

 

どうやらインターネットでの中古車販売では、海千山千の猛者が蔓延っており、素人が手を出すのは危険だというのです。

しかしなんとかしなくてはならないので、もう少し頑張って調べてみたところ、ちょっと良さそうな方法を見つけることが出来ました。

 

インターネットでのトラブルで多いのは、名義変更をしてもらえないというものだそうです。

名義変更をしてもらえない状態で駐車違反などのトラブルを起こされると請求は持ち主に来るというし、もちろん税金の請求も現在の名義人宛に届きます。

しかしジムニーは軽自動車なので、車本体がなくても「車検証」「住民票」(もしかしたら委任状も)があれば手続き出来るので、落札された後は書類だけ送付し、名義変更が完了してから車本体を引き渡すという方法が可能だと分かりました。

※落札者が他県の場合は、ナンバープレートも必要になるようです。

 

ちょっと面倒ですが、この方法だったら安全だと思いました。

 

誰かにあげる

車屋さんでの買い取りが不可能だと分かった時点で、“タダでもいいから貰って欲しい”と思うようになっていました。

しかし僕の回りにはジムニーを欲しがりそうな人が思いつかなかったので、ブログで呼びかけてみることも考えていました。

そんな折に、いつもお世話になっているガソリンスタンドへ新しい車の給油に出かけました。

当然のごとく車を買い替えた話になったのですが、その流れでジムニーの話題になりました。

「だれか貰ってくれる人がいれば良いのですけどね…。」

軽い気持ちで言ったのですが、すぐにそのスタンドの人から、「ジムニーが欲しい」と言われました。

色々とトラブル(タイヤを純正に戻さないと車検に通らないことなど)があること、オンボロであることを丁寧に説明しても、「欲しい!」という気持ちが揺らがない人だったし、僕にとっても渡りに船なので、すぐにあげることに決めたのでした。

 

総括

一時使用中止状態で保管されていたものをインターネットで購入し、仮ナンバーを取得して持ち帰り、ユーザー車検を通して再び公道に出れるようになったジムニーに「トラシ」という名前を与え、毎日の様に乗り回しました。

マフラーが外れたり、ヘッドライトを交換したり、プラグとプラグコードの交換で半べそになったり、何度も押しがけをしたり、薪や建材、古物なども運搬してくれました。

しかも2度目のユーザー車検ではとても苦労をして、本当に思い入れの深い車となりました。

 

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最後に撮った「トラシ」の姿…。

 

新しいオーナーはとても若い人で、どういう意味なのかイマイチ分かりませんが、「本気で乗ります!」と言ってくれたので、きっといい人に貰ってもらえたのだと思っています。

 

一度インターネットで車を売ってみたかったという気持ちもあるし、ブログの読者さんに貰ってもらうのも楽しそうだったのですが、まあ、近所の顔見知りに貰ってもらうというのが最も手軽な方法だと思うので、これで良かったのだと思います。

新しい車はジムニーと比べるとかなりの優等生といった感じがして、安心感があります。

燃費も抜群に良いので、東京に行って帰ってきても、ガソリンメーターが半分にも達しません。

良い車の定義の一つには、「燃費の良さ」があると思うのですが、この「燃費の良さ」というものは、あまりお金のない僕のようなものにとっては、「翼」を手に入れたかのような開放感があります。

今後はジムニーとの思い出も大事にしつつ、新しい車(トラゴ)との新しい思い出をたくさん作っていこうと思っています。

さらに近日中には軽トラ(トラロク?)も来る予定なので、ますます世界が広がっていくような気持ちがします。

 

一言でまとめると、「とても嬉しい」です。

 

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“軽自動車を手放す4つの方法|さらばジムニー” への2件の返信

  1. 燃費の良さと引き換えに電子制御というブラックボックスが増えて、
    メンテナンスでドッコイドッコイという未来がすぐそこに(´∀`)

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