不意打ちのような大雪|江戸時代の裃(かみしも)

先日、今シーズン最大級の大雪が降りました。

今年は積もるまでの雪が殆ど降らなかったと拍子抜けしていたところに「ドカン」と降ったので、まるで不意打ちを食らったかのような衝撃でした。

 

この土地に長く住む郵便局員の方でも、この雪が降る前日にスタッドレスタイヤからノーマルタイヤに履き替えてしまったと悔やんでいたくらいなので、やはり先日の大雪はイレギュラーなものだったようです。

 

しかし雪が降った日の翌日以降からはまた気温が上がったので、雪がなかなか溶けないはずの我が家の庭も、3日目には殆ど溶けて無くなってしまいました。

 

朝目を覚まして外に出ると、辺りは雪に覆われていました。

ちょうど桜が咲いているところを写真に撮ったのですが、何も見えなくなっていました。

きっとこんな景色のことを、白銀の世界というのだと思います。

 

カーポートのある車は幸せです。

愚痴の一つも言わないジムニーは健気ですが、このままではあまりにも可愛そうです。

 

雪と関係があるのかは分かりませんが、用水路の水が殆ど流れていませんでした。

 

かろうじて水たまりのようになっているところがあったので、風呂を沸かすだけの水は汲むことが出来ました。

 

こんなに冷たい水の中でも、水中生物は活動をしています。

しかし全くかわいくないので、直ぐにリリースしました。

 

[翌日]

市場へ仕入れに行く朝、距離があるのでジムニーよりも格段に燃費の良い車で行くことにしたのですが、ノーマルタイヤの上に2WDだった為、雪掻きをしていたというのにスタックしてしまいました。

 

[さらに翌日]

今日は大慌てで荷物小屋の中のものを外に出さなくてはなりませんでした。

数時間で建てた、やっつけ仕事の荷物小屋です。

 

これまでに風で屋根が飛ばされるだとか、傾いてくるだとか、雨漏りがするといったようなトラブルもなくやって来たのですが、ついに先日の雪で、中の荷物がダメージを受けてしまいました。

 

屋根材として、ガルバリウムとポリカの波板を使っているのですが、ポリカの方は雪の重みに耐えられず、このようにおじぎをしたような格好になっていました。

 

このような状態のまま放置してしまったので、雪が溶けるにつれ、屋根材と屋根材の間に水が染み込んでいってしまい、遂には小屋の中の荷物を濡らしてしまいました。

 

今日は荷物小屋の中の濡れてしまったダンボールを開けて回り、濡れた商品を干したり、昨日仕入れて来た商品の掃除などをしていたのですが、途中から雨が降ってきたので、その後はゴミ捨てに行ったり水を汲んだりコインランドリーに行ったりしました。



[おまけ]

昨日仕入れに行った市場は、少し入場料の高いところでした。

最近はインターネット上のお店の注文件数が減っているので、張り切って競りに参加しました。

 

これまではせっかく入場料を払って競りに参加しても、殆ど落札出来ないで終わることもあったのですが、昨日は17件も落札することが出来ました。

落札した個数が多かったこともあり、迂闊にも2番目に高額で競り落としたダンボール箱を一つ、持ってくるのを忘れてしまいました…。

 

痛恨のミスでした…。

会場には自分の落札したものを一々手帳にメモする人がいるのですが、その理由が分かった気がしました。

 

次からは僕も手帳を持参するつもりです。

 

落札したものの中には、時代劇に出てきそうなものもありました。

これは裃(かみしも)というもので、江戸時代に礼服として流通していたものです。

 

しかし袖を通した途端、ボロボロになってしまいそうな痛み具合だったので、これの買い手を探すのは少し難しいような気がしています。

 

自分の好きなもの、好みのものだけを落札していては、満足に利益を出すことが出来ないので、今は副業のような感覚で、このような和物もせっせと落札しています。

 

現在は骨董に興味のある人が減っているらしく、殆ど底値といっても良いくらいの価格で買うことが出来るという人もいます。

 

前の会社では、定年間近の人に「不利な時代に生まれたな」と揶揄されることもありましたが、不利な面もあれば、反対に有利な面もあったようです。



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