何の目的もこだわりも持たなかったら、ただ面倒なことから逃げて来ただけのことになってしまうし、そんな者が隔離されたような僻地で暮らすとしたら、きっと数ヶ月で暇になり、孤独に押し潰されるようにして、次第に頭がおかしくなっていくような気がします。
その点では僕は欲が深かったので、『こんなふうになりたい』とか、『あのときのような気持ちで暮らしたい』などと貪欲でいられました。
また、行動の指針となるようなイメージを今でも忘れずに持ち続けているので、常に充実した日々を過ごすことが出来ているのだと思います。
いずれ理想としているイメージに到達すると思ってやっているので、周囲と比べて引け目を感じることもありません。
小屋を建てる(デザインする)こと、文章を書くこと、少なくともこの2つを好きになれたことは幸運なことで、これがあったから、絶妙なバランスを取りつつ、楽しむことが出来ているのだと思います。
というわけで、休日の今日は郵便局が閉まっているので、ご飯を食べた後は外出もせずに、ずっと小屋作りに専念していました。
小屋としての機能は満たしているけど、どうもデザインが気に入らない。このような理由でも、誰に気を遣うこともないので、納得のいくまでやり直しを繰り返せばいいのです。
いくら時間を掛けても改善せず、気がついたら取り返しのつかない状態に陥っていた、、などということもなく、『面倒くさがらずにやって良かった…。』と思えるくらいには良くなったと思います。
のんびりとしたペースですが、風呂小屋が完成に近付いていることを感じています。
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今日もちょっとしたDIYのコツのようなことを書くことが出来たらいいなと思っています。
これは書いてある通りなのですが、防腐剤です。
ポイントは「透明」タイプというところです。
これであれば無垢の見た目を損うことがありません。
この防腐剤は、油性ペンキと同様「ペイント薄め液」で刷毛を洗う必要があります。
その点水性塗料の後始末は楽ですが、油性に比べてすぐに剥がれてしまったり、重ね塗りが出来なかったりすることがあるので、使う用途を見極める必要があります。
見た目の美しい、真鍮製のマイナスネジを使用しました。
このように、マイナスネジの頭はすぐに欠けてしまうので、下穴を開けるか、一度プラスネジなどで穴を開けた後にマイナスネジを使うと上手くいきます。
今日はトリマーを使った作業があったのですが、この際に便利なのが、この丸のこ用のガイドです。
フリーハンドでトリマーを使った場合、大概はコントロールを失い、グネグネと曲がってしまいますが、かといってクランプと木材などを使って固定しながらやるというのも非効率で面倒なので、最近は丸のこガイドを良く使うようになりました。
長尺物には向きませんが、取り回しが良いので気に入っています。
作業をしていると、ご近所さんが剪定した梅の枝を持ってやってきました。
太い枝は「+」に切り込みを入れると水の吸い込みが良くなると教わったので、そのとおりにしてみました。
テーブルの上にでも置いておこうと思います。
気が付くと、ここ数年でたくさんの工具を扱うようなりました。
発電機を持つ前は殆ど何も無かったので、小屋を建てたときは大変だった筈です。
「筈です。」と他人事のように書いてしまうのは、当時の自分はまるで何かに取り憑かれたかのように小屋作りに没頭していたので、苦労を苦労とは感じていなかったのです。
しかしあの時の頑張りがあったから、今の自分があるのだと思います。
数年後もまた、あの時の頑張りのおかげで今があると思えるように、納得のいく仕事をしていきたいと思います。