久しぶりに昼寝というか夕寝をしたので今も少し寝ぼけていますが、昼寝(夕寝)というのは本当に気持ちがよいです。
学生時代も社会に出てからも、基本的にはずっと何かを課せられているし、多少のブランク期間を作れたとしてもそれはモラトリアム期間でしかないのだから、気持ちよく昼寝なんてそう簡単には出来ません。
西日の差し込む時間帯はどこか叙情的な雰囲気があるというのに、無言になってそれに浸れるなんて稀なことです。
身体を使う仕事でもデスクワークでも、どんな仕事をしている人にも等しく訪れる特別な時間帯ですが、今日の僕は頭の中を空っぽにして、何の気兼ねもなく外の景色を眺めていられました。
異世界に入り込んでしまったような小屋は、何の束縛もありません。ある意味放り出されてしまった世界で何かを取り戻すことが出来るとすれば、それはどんなことがあるだろうかとくだらないことを考えていました。
それは目一杯自由に振る舞ってみることではないだろうかと思ってやってみたことが昼寝(夕寝)だったのです。
お金も束縛してくるものもないパラレルワールドが存在するとしたら、どんな時にどんなことをするのが贅沢なことなのだろうか?
「たられば」な話をする奴は時間を無駄にする馬鹿な奴だと言う人がいましたが、今の僕からしたら、「たられば」な話が出来ないほど時間に困っている者は貧しくつまらない人です。
そうは思いますが、もちろん口には出しません。なぜなら人にはそれぞれタイミングというものがあるからです。
必死に知識を集める時期、お金(安定?)を求めて頑張る時期、そして束縛から逃れ、出来なかったワガママを取り戻そうとする時期、、。
過去に叶わなかったことは、タイムリープでもしない限り手に入れることは出来ません。悔しい思いをしたから成功して見返してやりたいなどと考える人もいるだろうし、それをエネルギーの拠り所にしている人もいるかもしれませんが、後になって何を成し遂げようが、その時の敗北や屈辱が拭えるわけではないのです。
うまく出来なくて悔しい思いをした者がずっと後になってからでも出来ることがあるとすれば、それは気持ち良くうたた寝でもして、確かな幸せを感じることなのかもしれません。
錯覚でしかありませんが、今日の昼寝(夕寝)は、過去に手放してしまったなにかを、少しだけでも取り戻すことが出来たような気持ちさせるものがありました。
散々偉そうなことを書きましたが、どんなにハードルを下げようが、やっぱり稼ぎがなくてはジリ貧です。
どうせ脱サラしてしまったのだから、せめて平均的なサラリーマンでは得られないであろう年収を叩き出せる可能性の門扉くらいは開けておきたいものです。
というわけで、今日は念願だった猫グッズの制作に取り掛かったのですが、やはり頭で思い描いていただけのイメージというものは、実際に手を動かしてみることでいとも容易く霧散します。
あれがダメだこれが足りないなどが連発し、結局満足のいくプロトタイプの一つも仕上げることが出来ませんでした。
しかし足りないパーツや出来ないことは明確になったので、隣町に行くついでにホームセンターで物色してこようと思っています。
仕上がった猫グッズはどこで売ればいいだろうかと考えていますが、今であれば「minne」や「メルカリ」でしょうか?
小屋を建てて暮らすということは、当初考えてもいなかったDIYスキルの向上に貢献しました。
素人が簡単に出品して収入を得られるチャンスが多くなった昨今、これは精神を病んだり摩耗しながらでないとサラリーマンを続けることが出来なかった不良品のような者には、なんと都合の良い時代になったのだろうかと、勝手に時代の追い風を感じています。
どこかで猫グッズを売る時が来たら、「森のテロル」などという近寄りがたい名前ではなく、もっとメルヘンでマシュマロをひらがなにしたような柔らかいイメージの屋号を考えて、こっそりやりたいと思っています。
副業だか本業だか分かりませんが、僕らの時代は一つの道を盲目に突き進んで行くよりも、小さなビジネスを数多くやっている方が安心なのかもしれませんね。
おしまい。
良いタイトルですね
どんな日々なんだ?
引き付けられるタイトルでした。
感想、ありがとうございました。
そうですね、、「白くて柔らかい」の向こう側というか、その上級という感じでしょうか…。
扶養家族(猫)が多い我が家。
是非実現の暁にはうちの黒いのやら白黒やらに
使用感レビューを書かせたいので
こっそり教えて下さいね。
分かりました。有り難いです。
全くお礼が出来ていなかったので、小さなものですが出来上がった暁には送らせていただきたいと思っていました。
気長にお待ち下さいませ。