薪割りをした後の身体のイメージは、薪ストーブの上でチンチンに熱くなった薬缶です。火照った身体に用水路から汲んできた水を頭からかぶるのですが、昨日の冷たかった記憶があるため身体は自然と強張ります。
しかし朝のうちに20Lのポリタンクで汲んできた水は、日中の太陽熱を吸収して、刺すような冷たさはなくなっていました。
これはいいやと思った反面、冷たい水を浴びた後の高揚感も捨てがたいと思うのだから、人間の感情は複雑です。
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灯油コンロの芯の繰り出しが引っかかるようになってしまい、可能な限り分解して掃除をしたり、歯車の組み合わせを変えてみたり、オイルを差したりしてなんとかまた使えるようにしたのが朝一でやった仕事です。
まだご飯を食べていなかったので、これは「朝飯前」の仕事といえるのだろうか?
いえるとすれば、貧乏で朝ごはんを食べられない人はどんな仕事も“朝飯前”ですね。
次は車のヘッドライトで少し気になるところがあったので、グリルを外して少し調整をしました。
その後はずっと薪割りでした。
昨日で職場から貰ってきた、薪としては一流といわれるクヌギの薪割りは終わったので、今日からは針葉樹のヒノキを割り始めました。
ヒノキはそれこそ山のように積んであるので、数山くらい誰かにあげてもいいと思うのですが、移住したてで薪に困っているような、数年前の僕のような若手は近くにいないので、脇目を振らず薪割りを頑張ろうと思います。
折ってしまった車の左ミラーは、土日を挟むと発送まで時間がかかりかねないので、金曜日の朝一で注文しました。注文してから気がついたのですが、発送元は熊本でした。
注文した次の日か、その次の日には届くことが当たり前に思っていると、配達員も僕も無駄に不幸になりそうなので、出来るだけ注文したことを忘れるようにしたいと思っていたのですが、注文した次の次の日の今日、もうミラーは届きました。
配達員の方に、また僕の名前の読み方を尋ねられました。前は郵便局の人でしたが、今回はヤマトです。受取人の名前を確認しなくてはならないというルールが出来たのかと思いましたが、若い男の人やくたびれたオジさんたちからは聞かれたことがないので、女性は好奇心が旺盛というか、お喋りが好きなのかもしれません。
僕が聞こえない振りをしてやり過ごそうとしたら、今度は荷物の伝票をみて、車の話を始めたので僕はお腹が痛くなった振りをしなくてはなりませんでした。
人見知りの僕は人を嫌な気持ちにさせないように、森でひっそりと小屋暮らしをすることにしたので許してください。本当はお喋りです。
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待ちに待ったミラーが届いたのでさっそく装着しました。
ちなみにですが、ジムニーのドアミラーは、1984年~1998年の「ja11」、「ja12」、「ja22」、「ja71」「ja32」が共通です。
これで心置きなく車に乗ることが出来ます。
薪割りを止め、汗を流してからさっそく水汲みに行きました。
実は飲水がギリギリだったのです。
もしミラーの到着が明日以降だった場合は、“しょうがない”ので、近所の商店で、好きなジュース三昧の日々を過ごそうと思っていたのですが、最近の素晴らしい配達事情に助けられました。
車がある便利な暮らしは、生活に必要な水を汲んだり野菜を買ったり出来ますが、必須とはいえないアイスやチョコレートやマンゴーの入った小さなパフェなども引き寄せてしまいます。
そういえば、キューピーのコブサラダドレッシングなるものを買ってみました。コリアンダーやクミンが入っているというだけで、なんだかインドを思い出す味で美味しかったです。
おしまい。
※イメージ写真が使いたかっただけです。普通にスーパーで買った方が安いと思います。
・食材:1600円
【購入者:アメリカ人✕1】
【水汲み:28L】