木こり|野生のタラの芽

休み明けは寝不足で身体が重いです。

職場に到着すると、大きなクレーン車とそのオペレーターが1人、木こりさんが2人、既に伐木作業に入っていました。

去年までは緑の元気な葉をつけていた巨大な赤松が、松くい虫にやられ数カ月のうちに真っ赤になって枯れてしまったのです。

クレーンには、2本のワイヤーが搭載されていました。大きなフックを親フック、小さなフックを子フックというのですが、親フックに吊られた人間が上空で赤松の枝に、自前の短いワイヤーを通し、子フックと繋げます。

小フック側のワイヤーを巻取り、松の枝に少しだけテンションを掛けると、親フックに吊られた人間がチェーンソーで枝を切ります。

枝は全てを切ってしまわず、ほんの少しだけ本体と繋げた状態に保っておきます。あとはクレーンのワイヤーを巻く力で切断するのですが、その前に人間は地上に降りて避難します。

こんな作業を繰り返し、太めの枝を全部切り落としたら最後は赤松本体を根元から切断します。この時も赤松の上の方にワイヤーを通し、少しだけテンションを掛けた状態で、人間が地上で赤松の根元をチェーンソーで切断します。

今日切った職場の赤松は、家の土地に生えているどの赤松よりも太く、年輪を数えこそしませんでしたが、太さから推測するに恐らく60年は生きたのではないかと思います。

たった1本の赤松ですが、枝や葉っぱだけでも相当の量があり、伐木された赤松全てを敷地内から産廃業者へ持っていく為には、4トントラックや軽トラで数回往復する必要がありました。

切った赤松は産廃業者に捨てに行くだけなので、僕の小屋で薪に使うかと聞いてくれたのですが、家で倒した赤松が未だ消費出来ずに沢山あるので断りました。松は3年間くらい寝かせてヤニを抜かないと薪には不向きだと聞いているので、家で倒した赤松はもう何年も敷地を圧迫し続けているのです。

僕は大きなビニール袋を貰って、仕事の合間に松ぼっくりを沢山拾いました。極太の赤松から取れる松ぼっくりは、幹の太さと同様に巨大でした。大きな松ぼっくりは見た目が立派でカッコいいです。

恐らく着火剤としても優秀だと思います。夢中になってしまい、気がつけばとても使い切れないくらいの量を拾っていました。

前にも書いたような気がしますが、実は去年、家でも赤松を6本業者さんに頼んで切って貰いました。その時と今回の伐木を併せて、そのうちにTPの記事にしたいと思っています。何かを説明するときは、言葉だけよりも写真があった方が分かり易いですからね。

今日も一日中ペンキ塗りをしていました。

帰宅後、まだ辛うじて日があったので、敷地内に自生しているタラの芽の収穫をしました。

せっかく敷地内に生えてきてくれたというのに、収穫のタイミングが遅くれてしまい、半分以上は芽が開いていました。

試しに開いた芽も天ぷらにしてみましたが、案外違和感なく美味しく食べることが出来ました。

やっぱりタラの芽の天ぷらは美味しいと思いましたが、多分ですが、他の植物でも、新芽を天ぷらにしたらうまいような気がします。というよりも、天ぷらにすると大抵のものは美味しくなるような気がします。揚げ物は得ですね。

 







 

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