ドリームキャストとWindow Me|リカバリーの数だけ強くなれる

僕が初めてインターネットに繋いだのは、ドリームキャストという端末からでした。

一生使うものになるかもしれないと悩んだ末に決めたメールアドレスは、「tricky」でした。

あのときのメールアドレスは今でも使えるのだろうかと思いましたが、パスワードは忘れてしまったし、リマインダーがあったとしても、あのとき住んでいた住所も使っていた電話番号も思い出すことは出来ないので、アドレスが生きていたとしても、もうどうすることも出来ないでしょう。

ドリームキャストは、家庭用ゲーム機です。

僕はゲームよりもインターネットに興味があって購入したのですが、しかしながらドリームキャストを使ってのインターネットというものは、僕が思っていたものとはかけ離れていました。

そもそもキーボードすら持っていなかったので、インターネット操作にはゲームパッドを使うしかありませんでした。

うろ覚えですが、僕がドリームキャストで出来たオンラインサービスは、「ぐるぐる温泉」なるソフトを起動し、アバターで会場を駆け回るという程度のものでした。

初日、2日目、3日目と、相変わらず僕はぐるぐる温泉にログインし、その中を駆け巡ることしか出来なかったので、すぐにつまらなくなりました。

 

当時にわかに盛り上がりつつあったインターネットですが、僕はまるでインターネットのことが分かっていなかったというのに、インターネットに繋いでみたいという気持ちだけは肥大化する一方でした。

 

僕はインターネットが目当てで買ったドリームキャストを1万円で売り(購入価格は2万円)、更にアルバイトで何ヶ月もかけて貯めた虎の子20万円を全ておろし、近所の家電量販店でソニーの「VAIO」を買いました。

そのPCは、省スペース型のデスクトップタイプで、モニターがフラットになるという、ちょっと尖ったデザインのものでした。

はじめてのOSは、「Window Me」というものでした。(Meは、「ミディアムエディション」の略ですが、「ミー」という人もいました。ちなみに僕は「エムイー」でした。)

なんとこのPCのメモリは64MBしかありませんでした。。

そして、後にも先にもこれほど手を焼いたOSはなかったと断言できるくらい、トラブル続きのどうしようもないOSでした。

しかしこの駄目なOSのおかげで、たくさんのトラブルシューティングを経験したし、大げさではなく、10回も20回もリカバリーをしました。

今のように手軽に買い換えることの出来なかった時代だったので、否が応でも鍛えられました。

秋葉原に行って256MGのメモリを買い、初めて自分でパソコンを開いたときは緊張したし、モニターがチラつくようになったので、メーカーに接続ケーブルの交換を依頼しただけで、2万円くらい取られて泣いたこともありました。

次に買ったノートパソコンもやっぱりVAIOだったのですが、OSはWindow XPでした。あまりに使い心地が良くて感動したことをよく覚えています。



今日僕がパソコンの話をしているのは、久しぶりにリカバリー作業をしたからです。

今使っているPCは安物なのですが、僕にとってははじめてのSSD搭載モデルなので、起動の速さには満足しています。

いかんせん容量が32GBしかないので、せめて1TBくらいある外付けHDDが欲しいところです。

音楽や動画ファイルはもちろん、ブログに使う写真ですら、ブログをアップした後にはきれいサッパリ処分しているというのに、いつの間にかCドライブの容量が肥大化してしまい、都度ストレージ管理はしていたのですが、遂には消すファイルがないのに、Cドライブが肥大化したままになってしまったのです。

リカバリー作業は時間が掛かって大変だし、それに輪をかけて、(Cloudが使えるにしても、)アプリケーションを落としてきたり、それに伴う細かい設定をやり直さなくてはなりません。

しかしリカバリー後のパソコンは、まるで買ってきたばかりのような新鮮な気持ちになれるので、今度こそは無駄なものを一切入れることなく、スッキリと使いやすい環境を保持しようという気持ちになることが出来ます。

おまけ

僕が初めて買ったパソコンです。

当時はカッコいいと思っていましたが、今見るとそうでもないですね…。

 

Windowsアカウントにログインしているというのに、全然同期されません…。

もう嫌になってきました…。

 

リカバリー前まで使っていた、ある画像処理ソフトを入れようとしたら始まった「.NET Framework」のダウンロード&インストールです。

終わるまでに1時間くらい掛かったというのに、未だ目当ての画像処理ソフトは動いていません。

本当に嫌になってきました…。

 

高速インターネットと、せめて電力が欲しいです…。




“ドリームキャストとWindow Me|リカバリーの数だけ強くなれる” への2件の返信

  1. linuxも選択肢に入れてみてはいかがでしょう?
    isoイメージを落としてきてCDに焼くだけですから
    試用もお手軽です。
    私はtahr605-simple-PAE-r5eというのをメインで使っていますが、
    最新のブラウザも起動できます。

    1. 一度は自分でパソコンを組み立ててみたいと思うこともあるのですが、そんなときにはOSにLinuxを採用してみるのも面白そうですね。

      実は以前に、CentOSを使って数ヶ月間勉強をしたことがありました。
      ApacheやらBindといじりましたが、夢中になることが出来ず、自分には向いていないと心が折れて以降触っていませんでした。

      linuxのいいところは、やはりシンプルなところだと思います。

      Windowsはごちゃごちゃしていて嫌になりますね。

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