あと3時間くらい早起き出来れば、もう少し部屋も片付いてスッキリするだろうし、隙間だらけになっている薪棚も、十分に乾燥した薪で満たすことが出来ると思います。
空いた時間には、写真を撮りに行ったり読書をしたり、散歩をしたり登山に行っても良いかもしれません。
そんなことを日々夢想しているので、目覚めた時間がお昼頃だとガッカリします。
あと3時間早起きしたいと書くと、少し大袈裟に聞こえるかもしれませんが、サラリーマン時代は今よりも6時間半以上も早くに起きていたことを考えれば、決して無謀なことではないと思います。
いや、万年寝不足なのに、朝の5時過ぎに目覚ましで起き、自転車で駅まで行って、長時間満員電車で揉まれ、会社の最寄り駅には始業時間の1時間前には到着していなくては不安だったあの日々も、なかなかに無謀だったような気がします。
あのまま続けていたら僕は一体どうなっていたのかと想像すると、ゾッとしてしまいます。
お金はあるだろうけど、もしかしたら一軒家をローンで買っているかもしれないし、少なくとも家賃や光熱費、駐輪場(駐車場?)などの支払いはあるので、今のようにのんびりとはしていられないと思います。
もしかしたらストレスで太ったりハゲたり、最悪のケースだと病気になっていてもおかしくありません。反対に立派な役職が付いて、充実した日々を過ごしている可能性もあるだろうに、どうしてなのか、そのようには思うことが出来ません。
これは自分の選択が間違っていては困るという、ある意味での自己防衛本能が働いているのかもしれませんが、僕は今の暮らしが楽しいし、心休まる日々を送ることが出来ているので、これだけでも十分に、移住してきて良かったといえそうです。
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小屋から伸びる煙突の煙をみながら、今日は薪割りをしていました。
都会で暮らしていた時の、漠然とした田舎暮らしのイメージはこんなだったような気がします。
チェーンソーで玉切りをして、斧で割って、薪棚に並べて乾燥させるというのが薪割りの流れになります。
[薪の割り方]
そういえば書いていなかった、薪の割り方のポイントを書いておこうと思います。
・斧で割るには太い丸太は、先ずはクサビとハンマーを使って半分に割ります
・クサビを入れる場所は、亀裂状態を良く見て選びますが、この程度の太さの丸太であれば、年輪の始まりの、おおよそ真ん中あたりが良さそうです。
クサビで半分に割れたら、あとは斧で薪ストーブの焚口、炉床に合った太さに割っていきます。
僕はこんな感じで割りました。
細かいことを言う人もいますが、怪我にさえ注意していれば、好きなように割れば良いと思います。
割った薪は一輪車に乗せて薪棚に運びます。
薪棚でしばらく乾燥させます。
同じようにして割って乾燥させておいた薪は、このような袋に入れて小屋まで運んでいます。
お風呂場などで見る、洗濯物を入れる袋だと思いますが、とても分厚い生地なので重宝しています。
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いただいてくる廃材にはとても助けられているのですが、何かで使った後の、短くなった切れ端の使い道に困っていました。
建材にするには短すぎるし、塗装されているので薪にすることも出来ないからです。
自動カンナ(※これもいただきものです。)で塗装面を削ることが出来れば、薪として使うことが出来るかもしれないと思ったので、試してみました。
一度はお金を払って処分しようかと思っていた、昭和48年製の自動カンナが大活躍しました。
(写真では分かり辛いですが、)カンナの刃が古いからか、削り面はガタガタしています。しかし表面の塗装は綺麗に削れたようです。
蘇る廃材たち。
建材の細い面を削る場合は、片手で材を押さえ、もう片方の手でカンナを操作しました。このカンナは重量があるので、ちょっと大変でした。
しかしまだまだ使えそうなので、このカンナ専用の刃が手に入ればいいなと思います。
蘇ったように綺麗になったので悩みましたが、結局斧で割って薪にしました。
一見有益そうな木くずですが、これは塗料が付着しているので、燃やさずに廃棄した方が良さそうですね。