20日振りの湯船|飛行機に乗って

朝方に一度目が覚めてしまい、しばらく目を閉じていたけど一向に睡魔は訪れず、そうこうしているうちに鳥たちが目覚め、狂ったように鳴き始めました。

鳥の鳴き声をうるさく感じていると、その後ろから飛行機が腹に響く重低音を轟かせ、飛び去っていきました。

実際に飛び去っていくところを目視したわけではないけど、継続する音が徐々に小さくなっていくと、音の発生源が自分からゆっくりと遠ざかっていくように錯覚します。

そんな飛行機の重低音を6台見送ったところでようやく意識がなくなりました。





 

昼近くに目が覚めて最初に思ったのは、「飛行機多すぎないか?」ということでした。

6台の飛行機は、感覚的には1時間くらいの間に飛んでいったように思います。

僕は飛行機をみると得した気持ちになるのですが、旅心をくすぐられるのはちょっと辛いです。

これまでに行ったことのある国でもまだいったことのない国でもいいので、たまには異文化に触れたいと思ってしまうのです。

出来れば長期で…。

 

 

僕が「小屋暮らし」のゲーム作成に携わることが出来るとしたら、必ず入れたいパラメーターがあります。

それは「清潔度」です。

僕にとって、小屋暮らしの成功を握るのは「清潔度」だと言っても過言ではありません。

何かにつけてこの「清潔度」というものに人生が左右されることがあると思っているからです。

 

ちゃんと毎日自宅のシンクでお風呂に入っている、、というか入浴っぽいことをやっていましたが、直火タイプの薪風呂を解体してしまったので、熱々の湯船に肩まで浸かることが出来なくなっていました。

明らかに最近の僕は劣勢という感じがしていて、それもあってあまり表にも出ない日々が続いていたのですが、これは「清潔度」によるものだったような気がします。

実に20日振りの湯船に浸かった後は、大袈裟ではなく身体が軽くなったような気がしたし、頭の中もスッキリとしているので、意識することは出来なかったけど、昨日までの僕は頭の中にまで垢が溜まっていたのかもしれません。

 

湯船に浸かれなくなって一ヶ月くらい経ったつもりでいましたが、日記を確認したところ実は20日程度だったことが分かりました。

湯船に浸かれなかった日々は本当に長く感じました。

 

とはいえ、薪風呂が完成した訳ではありません。

薪風呂の囲いは、コンクリートブロック4段+蓋にする予定ですが、まだ2段しか出来ていないし、外壁や屋根に関しては、全くの手付かずです。

どちらかというと今日は、我慢できずに無理やり風呂を沸かしたという感じだったのですが、それでも良い風呂でした。

 

この後は今日の風呂の様子を、写真を中心にお伝えして日記を終わりにしようと思います。

 

風呂の水は用水路で汲んで来ました。

とても冷たかったです。

 

これが最低限入れなくてはならない水量です。

およそ150Lです。

 

用水路の水は、再開されたばかりだからなのか妙に砂が混ざっていました。

先ずは網で掬って綺麗にします。

 

家の奥に大量に転がっている赤松の中から、焚き付けに細い枝を拾って来ました。

 

手で折ったり生木用のノコギリで切ったりして小さくすると、たったのこれだけになってしまいます。

 

新しい薪風呂の、初めての火入れです。

 

遠くからみると火事が起きてるみたいに見えます。

※風呂の囲いはすぐに取り壊すので、最低限の目隠ししかしていません。

 

焚口を下からあおって撮ってみました。

隙間もないし、大きくなった炉内もいい感じです。

 

風呂の湯温をみながらブロック積みをしてたのですが、湯温が45℃を越えた辺りで作業の手を止め、いよいよ湯船に浸かることにしました。

 

今日は天井を作っていないので、湯船に浸かっていないと寒いのですが、景色は最高でした。

 

夕方になっても上空では飛行機がジェットエンジンを轟かせていました。

 

月が顔を出していました。

 

月に気を取られていたので驚きましたが、突然謎の飛来物が夕暮れ時の空を切り裂きました。

というのは嘘で、うまく撮れなかっただけで、これも飛行機です。

 

風呂に浸かっている間に3台も飛行機が飛んでいったのですが、その度に僕の旅心をくすぐるのでした…。

 

おわり。



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